植物
2012.09.13
この木はポリネシア系の木で、高さが10m位になり、ハワイのどこででも見かける【ハラ】という木です。
木の根元から気根が、 蛸の足のように地上に出て木を支えます。
ハラは、ハワイに自生していたのか、ポリネシア人によって持ち込まれたのか、長年議論の対象になっていたそうですが、カウアイ島の100万年前の溶岩流でハラの実が見つかり、すくなくとも100万年前からもハワイに存在していたと考えられています。
ハラは雌雄異株で、雄の木と雌の木があります。
雄株は、香りのよい小さな花の長さ30cmほどの房をつけます。
この房はハワイ語でヒナノ【hinano】と呼ばれ、白やクリーム色の苞に囲まれているそうです。
が、残念な事に未だ私は見た事がありません。
雌株は、パイナップルみたいな大きな実、集合果をつくります。
果実は熟すほど、緑色、黄色、オレンジ色、赤色へと変わります。
果実には甘い果汁があるそうですが、飢饉の時くらいしか食べなかったそうです。
で、私ハラの実を初めて見た時、じつは【 】かなと思ってしまいました。
間違っている人いるといけないので、ちなみには木にはなりません。
さて、有効性の高~い植物 【ハラ】
葉は、ラウハラ【lau hala】と呼ばれ、利用価値デス。
ラウハラは80~180cmにもなる細長~い葉形をしており、光沢のあるプラスティックのような表面は、土や食べ物の汚れや水にも強く耐久性と柔軟性があります。
むかしむかしは、屋根葺きの材料にも使われたそうです。
ラウハラで葺いた屋根は、最大年も持つそうです。
(ちなみにココナッツの葉で葺いた屋根は3年しか持たないそうです)
そして、ラウハラと言えば編み細工
籠やマット、鍋敷き、ランチョンマット、バッグ、コースターなど
緑の葉のまま使われる物もありますが、落葉した褐色の葉を利用した物は、南の島ぽっくってハワイ土産としてもお薦めデス。
それに軽くて、手つくりなのにいです。
又、ハラの根は、 類の材料や難産時や胸痛の薬や、強壮剤などにも利用されているそうです。
魚で言えば捨てる所が無い【アンコウ】のような木ですよネ。
無償でガンバって恵みをくれる
自然たちに、ハワイに、何より、地球にバンザ~イ
RV MILKYWAY