Hola
現地インターン生の兼田です。
私はカンクンに来て2か月ほど経ちますが、先日初めて(←笑)メキシコらしい朝ごはんを食べました
それは何かというと “チラキレス” です
これは、タコスなどでよく見るトルティーヤを使った料理で、メキシコでは定番の朝食だそうです。(ちなみに隣に添えてあるのはフリホーレスという豆を煮込んだ料理です。)トルティーヤを4等分~8等分したトルティーヤを油で揚げ、それをトマトソースで煮込んで作ります。仕上げにサワークリームとチーズをかけたら完成です
ちなみにトマトソースには主に、トマト、玉ねぎ、ニンニク、数種類の唐辛子、塩が使われているそうです。
唐辛子が使われているとは言っても、辛さはほとんど感じることはなく、トマトをベースに色々な食材の味がしてとても美味しかったです
さて、このチラキレスですが、
私は料理が好きなのでカンクンにいるうちにこれも作れるようになろうと思い、レシピをはじめ色々調べてみました
すると、あることにとても面白さを感じました。
それはチラキレスの起源が今一つはっきりしていないことです
メキシコ料理はスペインの影響を受けているものが少なくありません。しかし、チラキレスはスペインの植民地時代以前からあるのかそうでないのか不明だそうです
その理由には、
使われている材料にメキシコに元からあるものも旧世界(アジア・ヨーロッパ・アフリカの3大陸)から入ってきたものも含まれていること、植民地時代以前のメキシコに同じような料理が存在していたこと、チラキレスの語源がナワトル語(植民地時代以前にメソアメリカで広く使われた言語)のchil-a-quilitl(チル・ア・キルトル)だとされていること
などが挙げられています
文献(レシピ本など)からその起源は植民地時代の修道院料理とする説もありますが、確かな根拠は不明とのこと。
起源も語源も不確かであるにもかかわらず、何百年もの間多くの人に親しまれているなんて、何だかロマンを感じませんか?
チラキレスの歴史を調べてみて、今まで全く気にしたことは無かったけれどもしかすると日本にも起源不明の料理があるのかなーともぼんやり思いました
今回のブログで皆さんもメキシコの料理や歴史に興味を持ってくれたら嬉しいです
それでは今回はこの辺で
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