この季節、普段掃除をしていない所為かスタッフは掃除をしにあたふたと家に帰ります。
11月1日、2日と 死者の日を向かえ、 11月中は死者が家に帰ってくるので綺麗にしなければいけないとの事。
家を綺麗に掃除し、祭壇に生花、水、砂糖菓子、果物等をお供えし、水は帰ってきた死者が飲むので
毎日取り替えなければいけないと、机の上も書類っていっぱいのスタッフが真面目な顔で話しているのを聞くと、
小さい時に祖母の家で迎え火をたきながらいつあそこの戸から入ってくるのか、見えるのかな、どんな顔なのかな、等々考えていた事を思い出します。
古来から太陽暦、太陰暦をうまく使い、農業、漁業を営んできた2文化の類似点を多く見つけることができますが、日本のお盆とメキシコの死者の日が違うのが、日本は宗教の枠の中にお盆が入っている所為か
厳かなで、祭壇も綺麗です。 砂糖菓子は、蓮の形をしていたりしていますが、メキシコの砂糖菓子は
骸骨です。
骸骨もメキシコのギラギラの太陽の下だとどうも滑稽で存在自体現世のものと受け取りさえもします。 地下鉄の横の壁に骸骨が彫ってありましたが、
これが日本の地下鉄だったらだなと思ってみたことがあります
どこに行ってもお化けが出没、 ス-パ-マ-ケットのレジのスタッフまでがお化けでした。
狼男 せむし男
この日は私も素顔でいけます。
いつでも明るいメキシコでは、どうも死者の日もパ-ティ-が多く、 パ-ティ-のディスコ会場
でマイケルジャクソンを踊ってきたというちび骸骨は、私が家に帰った頃には寝ておりました。
砂糖 てんこ盛りのメロンパンではありません。
パン デ ムエルト 死者の日に食べられる外カリカリで甘く、中身はフアフアのパンです。
***日本で食べるお彼岸のおはぎと同様、皆甘い物には目がないようです。
甘い物苦手の方には、このパンをトリプルのおいしさで食べれるレシピ-をお教えいたします。
このパンを切り、切り口を上に皿に置いて下さい。
其の上に甘味の全く無い液状のチョコレ-トをかけ、ブランディ-をたっぷりかけて下さい。
これで ぐっすり眠ることができます。 おためしあれ!