メキシコ・カンクンのレストラン、ホテルなど観光情報を紹介 カンクン観光ブログ

ここ数日　たいまつをもって黙々と夜の街を走っている団体にお目にかかります

かなり大きな団体だったり、一人だったり、　必ず車が先導し、

グアダル－ペの絵を掲げております。

１２月　１２日はメキシコでクリスマス、セマナサンタの次に大切な宗教的な日です。

聖母　グアダル－ペがメキシコに現れた日とされています。

グアダル－ペを飾っている家はフェリシダ－デス　　ポル　ディア　デサント　　

本日の聖なる日おめでとうと挨拶をしております。

夜の１１時から　ミサにいって　そこでマニャニ－タ　（誕生日に歌う歌。。。一寸歌詞が違うらしいい）

を歌いグアダル-ペがメキシコに現れた日を祝います。

このグアダル－ペ、キリストより表にでてきており、感謝を表現する時はグアダル－ペに

キスをします。　　サッカ－の試合にはグアダル－ペのハンカチをもって行きます。

応援はもちろんグアダル－ペのハンカチを振りながら、ゴ－ルのあかつきにはハンカチにキスの嵐。

ニュニフォ－ムの下にグアダル－ペのＴ-シャツを着ている選手もおり、

ゴ－ルをするとグアダル－ペのＴ-シャツを皆に見せながら走り回ります。(もいらっしいます。）

１５３１年　１２月　貧しい　フアン　ディエゴが　年末を迎えて首をうな垂れていました。

ヨ－－ク　わかります、其の心境。　厳しい！　辛い！　今年はカンクンのクリスマス商戦さえもありません！　

一社　Ｓ社と言われる会社が商品の質も考えず、カンクンでス－パ－マ－ケットを独占しておりました。

そこで　アメリカの　Ｃ社が一騎打ち。在庫流通の王様の異名を持ち、

カンクンで以前売られていなかったＤＬＸ　グッズを中心に販売をし始めました。

もちろん　カンクンに別荘を持っているリッチな皆様は、このＣ社ＤＬＸ　グッズを総なめ。

アイリッシュの知人が言うには、つい２５年前には歯磨き粉を買いたくても、ス－パ－マ－ケットで２週間待てと言われる事が多く、カンクンの先のバジャドリまで買いにいってきたとのこと。　　１２年前でさえも、ス－パ－ではまな板を見つけることができませんでした。　

この品揃えの悪さで独占企業（メキシコでは良くあります）がＣの攻撃を受けなんと、なんと　クリスマス　３ヶ月前、　９月　　１９０ペソから　３５０ペソが中心にお洒落なグッズを店の中心に並べたではありませんか。　言うまでもなく、Ｓ社の大勝利、その後もクオリティ－を上げていき、しかもレストランなどでクオンティティ－が勝負という方達にもメリットのあるシステムを構築、　Ｃに大きく水を空けた状態でした。

しかし　２００９年　クリスマス１ヶ月を切ってもクリスマス商戦は始まらず、クリスマスソングだけが寒々と店に響いております。

病気の叔父を抱えて、懐具合も非常にさびしい　フアン　ディエゴ、　何とそこで貴婦人に会いました。

貴婦人が言うには、私は聖母　グアダル－ペである。　私を認めてくれる方に聖堂を作って頂きたい。

フアン　ディエゴが使者となり　牧師の元へ行く事になりました。　牧師は貧しい　ファン　ディエゴの言う事を信じない。（まゆつばと思うのが当然ですが。。。）

牧師は何かその証拠となるものを持ってくるよう　ファン　ディエゴに指示。　　ファン　ディエゴが

その伝言を　グアダル－ペに伝えると　このバラを持っていくようにとファン　ディエゴに指示を与えたのでした。

この寒い冬に花など。。。。。。と半信半疑の　ファン　ディエゴの前に美しいバラが咲き乱れました。

その奇跡に驚きながらバラを摘み、それをマントに包み、勇んで家に一旦もどると、危篤だった叔父がすっかり元気になっておりました。　興奮も冷め止らぬ其の足で牧師の所へ。　ファン　ディエゴが　マントを開けるとそこには　グアダル－ペの美しい絵が描かれておりました。　　グアダル－ペの絵は聖堂に飾られ、　今でも人々をやさしく見守っております。グアダル－ペの目の中にはフアン　ディエゴと牧師の反映も描かれていることが確認されたり、　生地の生産地が不明であったりと、現在でも不思議いっぱいの聖母です。

従来信仰の厚かった土着信仰の女神に、バ－ジンメリ－の話をかぶせたとの説もあります。しかし

どんな苦しい時でも母は強し、母は美しい、母は暖かい、メキシコ人の母親への深い愛情を感させる女神への信仰です。何をもってしてもメキシコで一番人気の神様です。