HOLAAKIです
今日はメキシコで働いていて思うことを書かせていただきます
メキシコは日本の国土の約5.3倍あります。
植民地としてスペインに征服させていた時代に多くの国から沢山の移民がやってきて人種も様々です。地域によっては国が違うのではと思うくらいの環境、文化、民族の違いがあります。
母国語のスペイン語が話せず部族言語しか話せない人がいる地域もあります。
経済発展が目覚ましいと言われつつも実は国民の半数以上が貧困層であるという現状。
そのかたわら世界長者番付けでビル・ゲイツと1位2位を争うカルロス・スリムという方は何とメキシコ人。貧困の差がとても大きい国でもあります。
ここカンクンでも華やかなリゾート地から外れると未だに電気の通っていない地域もあるんです。『光が強いほどその影は濃くなる』、『強すぎる光は逆に物を見えなくする』という言葉があてはまるのかもしれません。
世界には生涯、自分の国から一度も出ることがでいない人が沢山います。
何処でも好きな国へ旅行できる私達日本人がいかに恵まれているかということを私は海外に出て初めて知ることができました。
この日本人に与えられた特権を今後どのように使って行くかを日々模索中です。必ずこの特権が活かせる道があるはずです。
でもその傍ら以前、国際ボランティア活動に従事していた時に言われた言葉について考えさせられているという矛盾した点もあります。
『正直に言うと、文化や価値観の違いに苛立ち戸惑うこともあります。でもこんな豊かな自然の中でゆったりと生活をしている彼らを見ていると《幸せ》とは何なのかつい考え込んでしまいます』
一生答えのでない問いかけだと思います。でも、答えは出ないにしても自身に問いかけ続けていきたいと思います。その時いつも何故か東京で働いていた時の通勤ラッシュの映像が脳裏に現れます。皆さんはどう思いますか??
※今回の投稿に虹の写真を使ったのは虹には以下のような意味があるからです。
『陸を越え、海を越え、国境を越え虹は架かります。国境や人種を初めとする一切の差別を越えた自立したシンボル、それが虹です。』
2014.07.01