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ハワイ島の海風いかがですか？

“船”と聞くと「えっ」と、引いてしまう方、「んもー、コワガラナイデー」
是非、一度、挑戦なさってくださーい。まずは、ミニクルーズに参りましょう。

目指すはワイコロア地区にあるマリオットホテルのビーチにオフィスのある
オーシャンスポーツへ。スタッフの皆さん明るく元気で、この日は日本人
クルーのユミさんが同船していて、とても、安心感がありました。今回は
奮発して、“シャンペーンサンセットクルーズ”。ね、いい感じでしょ。

船が沖へクルーズしはじめると、キャー、こんな角度のハワイ島は見た事ないー、
目の前に巨大な額縁に入った絵画を眺めているような感じなのです。
マウイ島を背にハワイ島を見た時、正面に４２０５メートルの
雄大なマウナケア山が浮かび、右手にはコナ空港へ降り立った時に見える
２５２１メートルのフアラライ山が
広がり、左手にはハワイ島で一番古い１６０４メートルの
コハラ山脈の３つのお山が一度に見えちゃうのです。

運が良ければマウナケアとフアラライの間に４１７０メートルの
マウナロア山が見えてきます。この絶景ご自身の目でお確かめ
頂きたいです。そして、このクルーズのもう一つの特徴は　キャプテンが風を
読みながら、エンジンを止めて、大きな帆をはり、風の赴くままに進んで
行くのです。大海原で風の音、波の音に耳を澄ませて、目をとじて、肌で
ハワイのやわらかな貿易風を感じてくださいね。

　船内にはすでに美味しいそうなお食事達が並んでいて、
確か　ププ（ハワイで言うところのおつまみの様なもの）が
用意されていると聞いていましたが、期待以上でした。
お食事の内容はトマトとモッッアレラのサラダ、各種チーズの盛り合わせ、
ベビーバックリブ、新鮮な蒸した魚、ポテトのグラタン風、デザートでした。
内容はその都度、変わるそうです。

その上、お飲み物もアルコールもフリーですので、
お船の上という事さえお忘れでなければ、マイタイでもビールでも
お好きなだけ召し上がってください。
　いよいよクライマックス、大きな夕日が水平線へ。
この日はメリーさんの羊の様な真っ白な雲に、
茜色の陽が射し始め空と海がピンク色に包まれて、
あまりの美しさに泣いちゃいました。クライマックスのサンセットを迎えて、
シャンペンが振舞われ、夕陽にカンパーイ。
と２時間の船旅もあっという間でした。海も山も風も満喫できる、ハワイ島、いかがですかー？

ああ、心も一杯。
目も一杯。お腹も一杯。
一杯。一杯。
ああ、酔い止めを飲んでいって良かった。

ハワイ島、コナオミ。