
①相手をバカスカ殴る
②防具が臭い、
である。
実際、私なんかも中高生の頃、朝練を終えて教室に入るや、友達に「臭い!寄るな~!」と言われたし、たまに腕に痣をこさえると心配、同情を買ったもんだ。後輩なんかは短大で、「剣道なんてダサくて臭くて野蛮なスポーツやってる人とは友達になりたくない」「私と一緒にいる時には、防具なんて持たないで」とまで言われたそうだ

確かに剣道は相手を打突して勝敗を決めるスポーツではあるし、防具の臭さだって、特に夏場なんかは相当なもんだ。でも、単に殴るだけのモノでもない、ということで今回は形(かた)の紹介。これは打突で勝敗を決めるものではなく、木刀を使って、フォーム、気合の美を示すといった感じ。合理的な攻防、理論を学べる、といった感じかな?
そこで、またまた訪れました、ミツネ道場!毎週水曜日は形の練習。
形は、「ウチタチ」と「シタチ」と二手に分かれ、それぞれフォームが違って、ウチタチは「ヤー」との掛け声のモトで先に技をしかけ、シタチは「トウ」と言って技を返す。初段は3つ、二段は5つ、3段は7つの種類、それぞれ計6、10、14のフォームを覚えることになる。
私は一応三段なので、14のフォームを覚えているはずだが、なんせ以前も言ったとおり、15年ぶりの再開でして、も~すーっかりに忘れてしまってた・・・。頭では覚えてても、体がいうこときかなかったり、ああ、本当に随分となまっておるよなぁ~、とほほ~

やっぱり剣道は元をただせば、刀を使った剣術に由来するので、どの指導者も口すっぱくいってたことが、「これを本物の刀と思ってやれ!」だったなぁ。今回の形でも私はみっともないことに木刀の持ち方を誤っていた。やはり先生のせりふは、「これ、刀だったら、アキの指、切れてるよ」と。ああ、そうかぁ、と納得納得。
前述に、剣道は単なる殴り合いのスポーツではないと言ったけど、その髄となるものが、「礼に始まり、礼に終わる」って精神でしょうか。それから、剣道愛好家の多くが気に入ってる((ようである)言葉が、「打って反省、打たれて感謝」。
仕事や実生活ににおいても「打たれて感謝」・・・うーん、この境地に至るには、かなり険しい道のりであるが


礼に始まり・・・

蹲踞(「そんきょ」と読みます)

形 その1

八相の構え。私は形の中でもこの構えが好き。もちろん実践では使いませんが・・・

四段以上になると、こんなちっちゃな木刀を使いまーす。ちなみに形ではこういう小さな刀を使っても防御、攻撃できる、という理論。

いざ、勝負じゃ!

そして、礼に終わる・・・
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投稿: クロミ -2010年6月13日 (日) 11時52分
■教えてください。
2010年8月14日から20日の予定でマウイに旅行計画中です。愛媛県の片田舎で主人と14歳の息子、10歳の娘、同じく10歳の姪が剣道をやっておりまして、ハワイの子供達と剣を交えることが出来たなら、どんなに幸せな事だろうとおもっておりましたら、このブログに出会いました。防具を担いで行ったら一緒に剣を交えることの出来る道場はありますか?私達、英語は喋れないので・・できれば日本語の通じる方が」いらっしゃれば嬉しいのですが・・どうでしょうか。。。