お正月は過ぎてしまいましたが、
なんと、ここハワイでお餅つきに参加する機会が
ありましたのでリポートします。

場所は、ウエストオアフの住宅街EWA(エヴァと読みます)、
私が住んでいるのんびりした街です。

ご近所さんからお餅つきに誘われたのは
12月の最後の日曜日。
参加はこれで2年目です。

朝9時頃に行ってみるとすでに熱気ムンムン。
個人のお家のお庭なのですが、
そこにはすでに30~40人ほども集まってきているのです。




ここのお宅は日系3世です。
集まってきている方も顔かたちこそ日本人ですが、
日本語を話せる人はわずかで、いわゆるローカルの人々です。
それでもこうして日本のお正月の伝統をここ、南国ハワイで
継承しているのです。



いまや日本でだってこんな行事は見かけなくなりましたよね?



手前の蒸し器で一気にもち米をふかして、
杵を振り上げて男性陣が
ぺったん、ぺったん。
英語を話しながらの餅つき、なんだか不思議な光景です。



それを女性陣が待ってましたheart01とばかりに
おっこね、おっこね。
子供たちsmilesmileもお手伝いです。



鉢巻き姿の女性は皆んなから"Antie Sumi(スミおばさん)"と
呼ばれ頼りにされる、本日のプロデューサーとも言える餅奉行です。
彼女の指示の元、どんどん餅が完成してゆきます。

驚いたのはつきたての餅の中に入れるモノeye
私はお雑煮用の何も入っていない具なしの餅を持ち帰ったのですが、
こちらの方々は、
お餅と言えば、何か入っていないと駄目らしく、
アンコに始まり、ウベ(紫芋)、チョコレート(!)やら
なんとも驚いたのはピーナッツバター&いちごジャムの取り合わせ。
この取り合わせはサンドイッチでよくアメリカ人に好まれていますが
しかしそれにしても、餅の中とは。。。。
生粋の日本人の私にはややビミョーな感じ。。。
と、思ったのですが、
食べてみるとこれがまた、なんだか美味up

不思議なフュージョンでした。

ちなみに写真に写る揃いの赤いシャツを着ている人たちは
全員この一族の方たちで、私たちゲストと見分けがつくようになってます。
このの後ろには
細かい字で一族の名前がビッシリ綴られています。
そして驚いたことに全米各地に住んでいる一族が
この餅つきの日に皆んな一斉にハワイに里帰りしてきて
family reunionとなるのだそうです。
なんせすごい人数です

ハワイには ohana(家族)と言う素敵な言葉があります。
この言葉の元、ハワイの人々の家族の繋がりは
離れていてもとても強いのです。

日本の家族と過ごすお正月を逃したハワイ在住の私には
特別に羨ましく見えました。
そしてつきたてのお餅はホントにウマーでしたよ~notes

SAM@RSV

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    • 投稿: a.s -2008年1月22日 (火) 03時54分

      ■オハナ♪
      素敵な記事ですね、心がほっこり温かくなりました(^O^)今や、日本ですら餅つきって正月もしなくなっちゃったし。一昔前は、正月に道を歩けば至る家で「よいしょ~!よいしょ~!」という掛け声と共に、杵をつく音が威勢良く響いていたものです・・・それが、遠いハワイでキチンと行われているなんて、もしかしたらハワイの方々は日本人以上に日本の文化・習慣を大切にして下さっているのかもしれませんね★それにしても、さすが味付けはアメリカン!!ピーナッツバター&いちごジャムかぁ(^-^;でも、きな粉餅があるくらいだから、ピーナッツも合うかな?東京のディズニーランドで、去年スティッチのフリフリ・オハナ・バッシュというパレードがありましたが、そこでも『オハナ』という言葉が強調されていました。家族、みんな一つの家族。一族の名前が書かれた赤いTシャツも素敵。日本人が忘れ去ってしまったことなのかなって思いました。ハワイの人はとっても素敵なスピリッツに溢れていますね!

    • 投稿: sam -2008年1月22日 (火) 06時08分

      ■Re:
      a.sさん、そうなんです忘れかけていた懐かしいお正月の風景にハワイで思いがけず出会えたのはうれしい驚きでした。ま、半そで、ショートパンツにゴムぞうりのお正月ですが、そこはご愛嬌ですね(*^.^*)

    

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