TheBus
2009.12.13
オアフ全島に網の目のように路線を持つTHEバスだが、通勤通学用だけではなく、観光バス的な路線もあり、もしガイドが乗車していたら定期遊覧バスこの路線の特徴は、バス前面に表示されているように、海岸バス。車窓から見ていても、途中通過する海の海面がその都度微妙に変化する様は素晴らしく、大自然の神秘に目を見張るワイキキからシーライフパークまでの、約60分のミニ旅行だ。動物園の前でバスを待つ間、何気なく東西南北を見回せば、東は木々の緑の間から刺々しい岩山のダイヤモンドヘッド、西は高層ホテルやショッピングセンター、南に原色の水着を着けた海水浴を楽しむ観光客、北は動物の臭いと雄叫びが聞こえる動物園。
料金2ドル25セントを払い、座席を見たら100%埋まっていたが、シルバーシートが一席空いていた。迷っていたら、ドライバーが目線で座れと車内を見回したらほとんどが日本人。短パン、Tシャツ、ビニールバッグと、海水浴に行くというファッションスタイルだ
エンジンが唸り、発車。約15分で右側に岩山が近づいてくると、ダイヤモンドヘッド入口に到着、看板あり。
停留所には利用客はいないので、そのまま通過。左を見ればカピオラニ・コミュニティ・カレッジの広大なキャンパス、パーキングに多数の車、後方にはコオラウ山脈の木々の緑が目に優しい
ここからカハラ・モールに向かう。ここはハワイでも有数の高級住宅地、塀の中は窺うことはできないが、とにかく住宅が大きい
カハラ・モールに到着。車窓から見た散策する人々のスタイルや雰囲気に余裕が感じられる。3人が乗車してバスが発車し、すぐに右折してカラニアナオレ・ハイウェイに海風を切って、バスは快適にハワイカイ・タウンセンターを通過する。ここは入り江が近いために、それぞれの住宅にはボート乗り場が設けられている。海面はクリームとグリーンを混ぜたカラー
バスはエンジン音を響かせ、上り坂に挑戦する。頂上付近を右折するとハナウマ湾の停留所。ここでほとんどの乗客が下車。後はマンツーマンバスの状態で発車。
海沿いにバスは進み、サンデービーチ手前には陸地が海の近くまで迫っているところがある。洗濯板をたくさん積み上げたような断層が見られる。サンデービーチを通過、この海岸は直接波を受けるため、ハナウマ湾に比べると野性的な感じのする、自然そのままの海岸
ハワイカイ・ゴルフコースを左側に見ながら、マカプウ展望台を右手に、上り切った所にはかわいい灯台があり、これはもちろん本物。
バスは下り坂になり、イルカの声に迎えられ終点のシーライフパークに
海岸、紺碧の海、太陽、自然の恵みをもらった。
APO/MK