¡HOLA! リカルドです。
イスラ・ムヘレスについて改めて知る 後編つづきます~
後編では、イスラ・ムヘレスの観光スポットをお伝えしていきます!
ムンダカ農園
イスラ・ムヘーレス島の中心部には、かつて農業と牧畜を営んでいた農園の跡があり、現在は「La Hacienda del Pirata Mundaca(海賊ムンダカの牧場)」として親しまれています。建設されたのは19世紀後半で、1858年にこの島に移住したとされるスペイン人フェルミン・ムンダカ・イ・マレシアガによるものです。 彼はカースト戦争の際、マヤ族の捕虜をキューバに密輸したと言われています。
スペインのヴィスカヤ州の教会文書館によると、ムンダカは1825年10月11日に同州のサンタ・マリアのベルメオの町で生まれたといわれています。彼がアメリカ大陸に到着した時期は、正確には定かではありませんが、1840年から1845年の間であったと考えられています。
この時期は、前述のヴィスカヤ州を中心とした多くのスペイン人が、深刻な経済危機の結果として移住した時期です。キューバに数年滞在した後、1847年にユカテカ政府がフランシスコ・マルティ・イ・トーレンスなどのキューバ系スペイン人に与えた特別排他的漁業許可を利用して、イスラ・ムヘーレスに移ったといわれています。
ムンダカは1862年から1876年の間に建築活動を行っていました。その際に、「ラ・トリゲーニャ」として知られる先住民の女性、マルティニアナ・ゴメス・パントハに恋に落ち、この農園を捧げたことが、建物に刻まれています。言い伝えによると、彼女が想いに応えることはなく、ムンダカは想い焦がれる内に恋煩いになって死んでしまったといわれています。
プンタ・スル
この場所には、マヤの愛と豊穣の女神イスチェルの神殿の遺跡や、彫刻が飾られているスペースがあります。プンタ・スルは、島の南部、海抜20メートルの最も高い場所にあります。ガラフォンのリーフの隣にある自然の造形物で、カリブ海、カンクン、イスラ・ムヘレスの湾を見渡すことができます。
クロス湾
8月17日、イスラ・ムヘレスの創立年(1857年)を祝う一環として、マンチョネス岩礁にブロンズの十字架が設置されました。湾岸の十字架は高さ3メートル、重さは約1トンです。水深12メートルにあるこの作品は、海で亡くなった男女に敬意を表しているものです。
ウミガメ園(トルトゥグランハ)
イスラ・ムヘレスは、5月から9月の間はウミガメたちの産卵地になっています。ウミガメは古くから肉や貝、卵などを目的に狩猟されていました。現在、メキシコの法律によりウミガメは保護されています。産み落とされた卵は外敵から守るために、安全な場所に移されます。孵化したカメは池に入れられ、時期が来ると、地元の小学生や観光客の手によって、海に放流されます。
ガラフォンパーク
ガラフォンはイスラ・ムヘレスの自然公園で、その名の由来となった貴重なサンゴ礁は、水深が浅く、流れが緩やかなため、カリブ海の水中生物を間近に見ることができます。島の南端に位置し、ダウンタウンから6kmのところにあります。雄大な珊瑚礁があり、そこに生息する多様な海洋生物を観察しながら、スキューバダイビングやシュノーケリングの練習ができます。
マンチョス・リーフ
イスラ・ムヘレスの桟橋から南へ8km、プンタ・スルからボートですぐ近くに位置しています。長さ12km、幅700mのサンゴのリーフがあり、ダイビングをすることができます。
サメの眠る洞窟
イスラ・ムヘレスの東に位置しています。珊瑚礁に囲まれたこの場所でも、ダイビングをすることができます。
水中美術館(MUSA)
イスラ・ムヘレスの南に近いマンチョネスのエリアでは440点以上の彫刻が、カンクンの南にあるニズックのエリアでは17点の彫刻が海底に沈められており、ダイビングやシュノーケリングをしながら作品を見ることができます。
それぞれ、イスラ・ムヘレスの西海岸国立公園、プンタ・カンクン、プンタ・ニズックに設置されており、海洋公園の自然のサンゴ礁にアクセスする観光客の数を減らすために設置されています。
MUSAを設立したのは、海洋公園のディレクターであるハイメ・ゴンサレス・カノ博士、イギリス人彫刻家のジェイソン・デケアー・テイラー、そして創設者のロベルト・ディアス・アブラハム博士です。2010年11月27日にMUSAのプロジェクトが始まってから、2012年6月末までに、500点以上の彫刻が海底に沈められています。
いかがでしたでしょうか?
イスラ・ムヘレスへのツアーたくさんとりあつかってます!
もちろん、水中美術館へのツアーも♪くわしくはこちら
水中美術館+リーフダイビング2タンク・ダイビング<日本語インストラクター>
リカルド