夕食が終わって、パークカーへ帰ってくると、ちょうどコンサートが終わったところのようでした。
ちょうど日が落ちて、空が綺麗な色になって来ました。
部屋へ帰って、寝る準備をしなければ。
前回、個室寝台のお部屋の様子 をお伝えしたように、
椅子の上にあるハンドルを自分でひねって、ベッドを下ろします。
下ろしただけで、こんな風にベッドの出来上がり
とっても簡単。
足の下のほうは洗面台があるので、少し狭まっています。
洗面台の横はちょうど人が一人立てるぐらいの隙間があります。
そして、個室寝台の最大の利点はこれ
内側から鍵が閉められること
Berthもエコノミーも危険を感じることはありませんでしたが、より安心して眠れます。
私はトイレが見えなくなれば問題ないらしく、なんだかとっても快適。
鍵が閉められること以外にも、たくさん良い所見つけちゃいました。
洗面台が自分ひとりで使えるし、ベッドが降りてても使える。
Berthやエコノミーのように、他の人が使っているタイミングを図ることもせず、パジャマのまま歯磨きだって出来ます。
寝ている間も天井が高い。
Berthは2段ベッドなので、寝ている間の天井は低い。
好きなように明かりをつけられる。
Berthにも寝るところにランプがあって、好きなようにつけたり消したり出来ますが、個室の方の明かりの方が断然明るい
外を見ながら寝ることができる。
エコノミーやBerthの下段は窓を開けたまま寝ることも可能ですが、Berthの上段には窓がありません。
変わっていく、外の景色を見ながら寝るのは寝台車の醍醐味です。
そこで、ふと気付いた
「一人用の個人寝台はいつでも好きなときにベッドに出来る」
「昼間も好きなときにベッドに出来る」
「昼寝もベッドで出来る」
早く気付けばよかった。
他の乗客の方も、自由に上げ下げして、お昼寝していたみたいでした。
もう一点ちょっと気になっていたこと。
他の客室は乗務員さんがベッドを作ったり、直したりしてくれるので、毎日シーツを換えてくれているのですが、1人用の個室寝台はシーツを変えてくれるのかどうか。
私が食事などに出ている間に綺麗に変わっていました。
ゴミ箱のごみもいつの間にか綺麗になって、VIAのタオルなどが入っている袋も、翌日の夜にはもう一つ新しいものを入れてくれていました。
ここで、寝台車に関してご説明します。
私が乗っていたカナディアン号の寝台車両はすべてManor Carと呼ばれるタイプの寝台車でした。
まず、私が宿泊していた、1人用の個室寝台が4つあります。
右に2つ、左に2つの1人用個室寝台があります。
次には2人用の個室寝台が6つ。
突き当たりにはシャワーがあります。
2人用個室寝台の中は見れなかったのですが、時々開けっ放しにしている人がいて、2人並んで座っているところが見えました。
2人並んで座っているのがなんだか楽しそうでした。
2人用個室寝台の中にもトイレがあります。
2人用の部屋のトイレは、もちろんちゃんとトビラがあります。
夜、寝る際は2段ベッドになります。
リクエストすれば、2人用の個室寝台を2つつなげて、ハネムーン用にクィーンサイズのベッドを作ることも出来るそうです。
そしてその次に、Berthが3つ(6人分)あります。
Berthの奥は左側に男性、右側に女性専用のトイレがあります。
ちなみに3人用個室寝台もありますが、3人用個室寝台はパークカーにしか付いていません。
寝台車両は乗客の人数に応じて、増やしたり、減らしたり出来ますが、パークカーは必ず1台しか付きません。
そのため3人用個室寝台は1つの便に1つだけ。
毎年、3人用個室寝台を希望される方は多いのですが、直ぐに売り切れてしまうので、3人用を狙っている方は早めにご予約されることをお勧めします。
他の乗客の方で、Berthのベッドのサイズが一番大きいから、Berthにしたという方がいました。
身長も横幅も大きな方だったので、少しでも大きなベッドを探されていたのでしょう。
資料に寄ると、各寝台車のベッドの大きさは次の通りです。
一人用個室寝台 :1.8m x 0.76m
二人用個室寝台 : 1.8m x 0.79m
三人用個室寝台 : 1.53m x 0.91m
Berth : 1.78 x 1.1m
横幅は断然Berthが広いですね。
また、どの部屋も外側から鍵を閉めることは出来ません。
お部屋を離れる際は貴重品を持っていくことを忘れないでくださいね。
by B
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VIA鉄道の旅シリーズ 以前のブログはこちらをご覧下さい。
旅の始まりはユニオン駅から
エコノミークラスで出発
エコノミーの食事とスカイラインカー
Capreol駅と車両
エコノミークラスの持ち物とWifi
エコノミーのランチとアクティビティー
次は寝台車の2段ベッドに乗換えだ!
食堂車での初めての夕食
2段ベッドの夜の顔
列車の中のシャワー事情
食堂車での初めての朝食
カナダ中部の都市ウィニペグ
最後は個室寝台で2泊
最初で最後の昼食時間とサスカチュワンと遅延の関係
みんなの憩いの場・パークカー
Melville駅と2回目の夕食
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