いつもご覧頂ありがとうございます。grenn travel編集長です。
今日から東北新幹線「はやぶさ」が運行開始ですね。楽しみにされている方も結構多いと思います。広告露出も大きいので、認知度も高いですね。新しいグランクラスという上級クラスもあって、新しい旅の楽しみがまたひとつ増えました。
さて、この「はやぶさ」ですが、鹿児島県出身の編集長としては、少し気になるところがあって、「はやぶさ」の名称は、今は亡き東京駅発西鹿児島行きの寝台特急ブルートレインの名称でした。駅で通り過ぎる「はやぶさ」を見て、いつもふるさとを懐かしく思った記憶があります。そんな思いもあるので、来週3/12に博多~鹿児島中央の全線開業する九州新幹線の名称にならなかったものかと勝手ながら思ってしまいました。
そんなことを、岩手県二戸(にのへ)の猟師をしている知人に話したところ、「否、うちの二戸にはいっぱいいる。二戸はハヤブサの町だ」と。さらに「ハヤブサの巣はとても見つけづらい。タカは毎年同じ場所に巣を作るから、普段から森を歩いているとどこにあるのか見当がつくけど、ハヤブサは毎年、巣を変えるから本当に探すのが難しい。でもオレは見つけられるぜ」と自信たっぷり。ハヤブサは海岸や河川に生息し、巣を崖っぷちに作る習性があり、私の故郷の海岸でも急降下して捕食するハヤブサを見たことはあります。
ただ実際には全国に広く分布する猛禽類なんですね。日本には約1000羽の個体数があると言われています。ただ、河川海岸開発、道路工事などの壁面消失、農薬の影響などで生息数が少なくなったこともあって「国内希少野生動植物種」に指定されています。最近になって個体数が持ち直している報告もあります。
猛禽類は、食物連鎖の頂点に立つので、食物連鎖を通して有害が蓄積されていく生物濃縮が起こしやすいのです。環境省は環境汚染の指標として調査にこうした猛禽類を利用しています。
そういえば、昨年地球に無事帰還して話題になった小惑星探査機の名前も「はやぶさ」でした。
この名前は何か「良い縁起」を感じますね。
H.I.S.エコツーリズムデスク
五感にチャージする大自然エコツアー