いつもご覧頂きあろがとうございます。green traveler編集長の鮫島です。
9月2日(土)出発の『世界遺産の屋久島 自然環境保護ボランティアツアー』のが最少催行人数が集まりましたので、催行決定と致します。お申込の皆さん、本当にありがとうございます。
屋久島で縄文杉や白谷雲水峡など山歩きをを目的にされる方は、たくさんいますが、その自然を自分の喜び、リフレッシュするだけでなく、このツアーは積極的に屋久島の自然保護活動を行うツアーです。
●屋久島自然環境保護活動ツアーの内容:http://www.his-j.com/tyo/eco/japan/eco-kum_vol.htm
屋久島は世界自然遺産の島として有名ですが、もうひとつ世界的にも有名なのが「北半球最大のアカウミガメの産卵地」なのです。
アカウミガメは4月下旬頃から始まる産卵シーズンになると、夜の浜に上陸し、産卵場所を探し、気に入った場所を見つけると穴を掘り、卵を産み落とします。7月からはその卵が孵化し、海へ帰って長い長い旅へ出かけていきます。
屋久島では、永田いなか浜が最も大きな産卵地となっています。
ウミガメは現在、生息数が世界的にも激減しており、日本でも環境省が定めるレッドリスト「絶滅危惧種」に指定されています。
ウミガメは光や人の気配に非常に敏感なため、人が夜の浜を歩き回ったり、懐中電灯を使ったりすると、上陸をやめ、卵を産み落とす前に海に帰ってしまいます。また、7月上旬頃からふ化し始める子ガメについても、人が歩きまわることにより砂が踏み固められると、砂の中から出てこられずに死んでしまいます。「永田浜ウミガメ保全協議会」ではウミガメシーズンに永田浜へ訪れる方々に守っていただきたい事項をまとめた「永田浜ウミガメ観察ルール」を策定し、下記の要領でウミガメ観察が実施されています。
●5/15~7/31 産卵期(親カメ観察)
ウミガメ観察会が開催され、見学者は必ずレクチャーを受けることが義務化されています。午後8時30分からいなか浜でウミガメの生態について説明があり、ビデオを見ながらウミガメについての学習を行った後、上陸が確認されてから係員が浜へ案内いたします。参加者には記念品を差し上げます。
※7/31まで観察会協力金700円は別途現地払い
※定員80名のため取れない場合あり
●8/1~31 孵化期(子ガメ観察)
うみがめ館では、夏場の孵化調査に合わせて、様々な理由で巣穴から脱出できなかった子ガメの保護をしています。夜間臨時開館中には保護した子ガメを海に戻す際、啓蒙活動の一環として来館された方々にレクチャーを行い、海に戻る様子をご覧いただいております。
これらは、いわゆる「観察する」ことを目的にしたものですが、この度、催行決定とした自然保護活動ツアーでは、このウミガメの保護活動を行うNPO法人屋久島うみがめ館の協力により、ウミガメの生態調査、孵化調査のボランティアに参加するツアーを実現することができました
実際に、保護活動や調査活動に加わることでウミガメについて深い知識と経験を得ることができ、屋久島の自然環境保全に貢献することができます。
このツアーでは、現地でウミガメの保護活動を行っている講師による屋久島の自然環境とウミガメの生態について詳しい講義を受けて、ウミガメの神秘と屋久島の自然環境保護の必要性を学びます。その上で、NPOうみがめ館の指導員と共に実際に孵化調査を行います。作業は意外と重労働で、遊び感覚では後悔しますよ。砂浜を歩き、穴を掘ったりしますので、汗をかいて汚れてもいい服装が必要です。ただ、人間の足で踏まれたり、鳥に狙われたため孵化できない子ガメも多く、作業をする中で自然で生きていくことの難しさと同時に私たち人間の関わり方についても考えさせられることでしょう。
このツアーは出発前に参加者の懇親と事前学習を目的にした事前説明会を8月27日(土)に開催します。こちらはツアー参加者だけの会となりますので、予めご容赦下さい。
ツアーは9月2日(金)~4日間。20名限定で、現在6名ほど集まっています。お一人での参加がほとんどですので、1名様でもお気軽にお問い合わせ下さい。
ツアー内容はこちら
http://www.his-j.com/tyo/eco/japan/eco-kum_vol.htm
●屋久島ツアー一覧:http://www.his-j.com/tyo/eco/japan/yakushima_index.htm
H.I.S.エコツーリズムデスク green traveler
五感にチャージする大自然エコツアー
PC:http://www.his-j.com/tyo/eco/top.html
mobile:http://t.his-j.com/00130/index?uid=NULLGWDOCOMO