東北 2011.09.01

いつもご覧頂きありがとうございます。green traveler編集長の鮫島です。


この度、NPO法人農家のこせがれネットワークさんと共同で東日本大震災復興支援プロジェクトとして、宮城県蔵王ありが豚応援ボランティアツアーを実施することになりました!


●宮城県蔵王ありが豚応援ボランティアツアー2日間


企画の趣旨をNPO農家のこせがれネットワーク理事の脇坂さんにお伺いしました。

“自然を愛する”エコなブログ-被災した養豚場
東日本大震災から半年が過ぎようとしています。メディアでの報道が徐々に減少していますが、現地ではまだまだ復旧作業が続いているのが現実です。今回の蔵王ありが豚では豚舎も壊滅し、廃業も考えた程の状態でした。しかしそこから懸命に活動をされ、新しい命も誕生し、前を向いて歩んでいます。
今回のツアーでは、その養豚農家の復旧作業をお手伝いいただくのが中心となりますが、作業だけが目的ではなく、現地の方々と皆さんがつながること、応援の輪が広がることが重要だと考えており、夜には皆様とありが豚、そして地域の農家の方々などみんなで交流をふかめるバーベキューも開催いたします。みなさんのその声援が原動力につながっていますので、是非ご参加ください。 」


養豚場は壊滅状態。
生き残った豚を世話するのが精一杯で餌も水も不足しています。

東日本大震災によって発生した未曾有の津波の影響で、名取市にある「蔵王ありが豚」養豚場は壊滅的な被害を受けました。震災前に2000頭いた豚も被災し、生き残ったのはわずか93頭。豚舎は壊滅し、その全てが流されてしまいました。
 農家というのは家業ですので、多くない人数でそれらの復旧作業などにあたらなければならず、一方で生き残った豚の世話もしなければなりません。そうした中で復旧作業はまだまだ終わりが見えていない状況です。今回のボランティアツアーでは、このありが豚の豚舎や周辺の片づけ作業などを中心にしていただくことになります。豚舎は仙台空港の目の前で沿岸から1㎞も離れていないところにあります。
“自然を愛する”エコなブログ-被災した養豚場

蔵王ありが豚応援サポーター
震災による被害を受けた後、公的な復興支援や義援金が中々行き届かない中で、ブランド豚の存続のためには、 豚舎の再建や、飼料の確保など多くの費用が必要です。また、豚を育てたとしても、食べてくれる人がいなければ、生育にかかる費用だけがかかってしまいます。 そこで今回、ありが豚を元気に育てるために、応援サポーターという形で1口1万円の支援者を募り始めました。現在では、約1,500口のご支援を全国の方々にいただいております。
“自然を愛する”エコなブログ-ありが豚サポーター





ありが豚から広げる輪
就養豚場に壊滅的な打撃を受けて、震災直後、高橋さん親子は養豚の再開をあきらめていました。そんな高橋さん親子を励ましてくれたのは、地域の人達の姿でした。
自分たちがその日食べるものにも困る中、懸命にはぐれた豚の世話をしてくれた近所の人たち、地域のボランティアの方々。そしてなにより、今までありが豚を支えてくれたお客さんからの激励が、高橋さん親子の再起の後押しとなったのです。震災で改めて感じた、人と人とのつながり。自分たちへ力を与えてくれた人と人とのつながりに感謝しながら、「また自分たちの豚を食べて欲しい、助けてくれた人への感謝を送りたい」と、再び養豚をはじめる決意をしました。
 そしてまた、全国の支援者の方がありが豚を応援してくださっている状況で、その恩恵を自分たちだけではなく、共に歩む地域の農家へとつなげていきたい。そうした想いから、今回のツアーではありが豚のボランティア作業になりますが、バーベキューでは農家など近隣の方々もお集まりいただくことで、ツアー参加者の皆様との交流の輪を広げていきたいと考えております。

“自然を愛する”エコなブログ-豚
奇跡的に生き残った豚たち



ありが豚生産者の高橋さんよりメッセージを頂きました。

“自然を愛する”エコなブログ-ありが豚高橋さん

ありが豚を応援していただいている皆様には感謝申し上げます。震災後もまだまだやるべきことが山積みでうまく行動が出来ていないこともたくさんありますが、それでも少しずつですが前を向いて歩んでおります。ありが豚応援サポーターの方々と前回、東京でバーベキューを開催していただき、その時に現地での復旧作業のお手伝いやバーベキューもやりたいとお声をいただき、このような形で実現を出来たことは心より感謝申し上げます。
これまで小さな農場でありが豚が、自然と直接顔と顔の見える関係で、地域のお客様と歩んできたように、1人でも多くの皆様と、一度は諦めたありが豚を通じで顔が見える関係でつながれるというのは、本当に嬉しいです。 当日は、現地で家族一同、皆様にお会いできるのを楽しみにしております。」


ツアーは下記の要綱。


●出発日:10/1(土)から2日間 土日で参加できます。

●出発地:新宿駅より出発のバスツアー

●旅行代金:お1人様14800円


参加して、直接、声を伝えることが、日本の農業を支えます!

ご協力お待ちしています!


詳しくはこちら


H.I.S.エコツーリズムデスク green traveler
五感にチャージする大自然エコツアーclover

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