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テーマ：自然環境保護

2012.10.11

絶滅危惧種を考えよう! COP11って何～んだ？　

編集長の鮫島です。

今月の8日からインドのハイデラバードで国連の生物多様性条約
第11回締約国会議（COP11）が開催されているのをご存じで
しょうか。

生物多様性の憂える現状を改善する道を何とか見出そう
とする会議です。

(絶滅危惧種オランウータン）

国際自然保護連合が毎年更新しているレッドリス
ト（絶滅のおそれのある野生生物の種のリスト）に現在指定されて
いる全6万3837種のうち、絶滅危惧種は1万9817種にもの
ぼっています。

国連のミレニアム開発目標で各国は、2010年ま
でに植物と動物の減少率を「有意に減少」させることを誓約しまし
たが、この目標はほとんど達成されなかったことを国連は認めてい
ます。

（今年、「絶滅種」に指定されたニホンカワウソ）

その原因は人間社会がもたらす自然破壊、地球温暖化などが
主な原因として考えられます。

大切なことは、私たちがその現実を知ること、そしてそれを自分たちの生活に置き換えて、実際に行動することしか、根本的な解決の術はないのです。

私たちが使っているスマートフォンや携帯電話にもたくさんのエアメタルなどが使われていますが、そうした鉱物資源の多くは野生生物の貴重な生息域だったり、石鹸や洗剤に使われるパームオイルは、熱帯の野生生物の生息域を破壊して作られたプランテーション産だったりします。

私たちは、現代の消費活動や経済活動のもたらす恩恵を認めつつも、地球上には人間だけでなく、他の生き物たちの「すみか」であるという想像力を働かせて、人間にとっても野生生物にとってもよい持続可能性を求めていきたいものです。

動物を単なる愛護や愛玩の対象として見るのではなく、その危機の根源にある、より大きな問題に、私たちは目を向けてゆかねばなりませんね。

まずは、このCOP11会議に大いに関心を持ち、一人
ひとりが身のまわりから無駄をなくすいっそうの努力も必要ではな
いのでしょうか。

▼COP11について
http://www.wwf.or.jp/activities/2012/10/1090708.html

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10/5（金）～10/15（月）まで開催中!!

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by H.I.S.エコツーリズムデスク　

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