夏といえば、ロックフェスティバル!日本でもFUJI ROCKやサマーソニック、ライジングサンなどが各地で行われ、今となっては夏の風物詩となってきましたね。ここメキシコシティでも、ラテンアメリカ最大級のイベントが、5月5日、6日の二日間にわたって行われました。
その名も…
VIVE LATINO 07
(ビベ・ラティーノ)
その名の通り、ラテンの国々の音楽イベント。
僕は2日目に参戦しました。
こちらは物販のTシャツのバックプリント。
70組ものミュージシャンが、中南米全土はもちろん、スペイン、フランスからもメキシコシティにやってきました。
全部で3ステージ。ESCENARIO ROJO(レッド・ステージ), VERDE(グリーン・ステージ), AZUL(ブルー・ステージ)。こちらの写真は、メインのレッド・ステージ。
どこを見てももう人、人、人!
そして、ダイブ!
おいおい、飛びすぎだろ…
興奮は頂点!
ちなみに写真の向こうのスタンドには、人が全く映ってませんが、実はこのエリアは「VIPエリア」。最後の最後までここには人はおらず、他のエリアは人で埋め尽くされてました。
大きな目玉は、チカーノ(メキシコ系アメリカ人)中心のOZOMATLI、ベネズエラのSKAバンドLOS AMIGOS INVISIBLE、今メキシコ人ティーンたちの間で人気絶頂のZOEやKINKY、そしてメキシコといったらこのバンド、CAFE TACVBA!大好きCAFE TACVBA。ビバ・メヒコ、ビバCAFE CACVBA!しつこいけれど、誰がなんと言おうとCAFE TACVBA!最高です!!
こんなにすごいミュージシャンが集まっても、1日券のチケットは350MXN(日本円4000円弱)!安っ!日本でOZOMATLIの単独公演見たときは7000円くらい払ったのに…
チケットはもちろん完売。
駅には「たのむ売ってくれ」という人がたくさんいました…
さて、僕がメキシコで大型フェスティバルに参加するのは実は初めてなのですが、日本とここが違う!
(1)みんな食って飲んでばっか!
もの売りがとにかくすごい。ライブ始まってみんな暴れてるのに、ひょこっと「チェラ~チェラ~(ビールだよ~)」とか「ピザだよ~」なんて、もの売りのおっちゃんがいたり。
「なんだよ!せっかく盛り上がってるのに」と思っていると、横のねーちゃん
「ピザちょうだい」
…
(2)ゴミがすごい
みんなその辺に捨てまくる。
これはもうマナーの問題というか、国民性というか…
(3)そしてゴミを投げる!
肩車をしている人がいたら、もう落ちてるゴミで集中攻撃!そしてゴミと共に「BAJATE PENDEJO!」やここではかけないような汚い言葉を投げかける。
(4)なんでだろうなと横の兄ちゃんに聞いてみたら、
「肩車しているやつがいたら写真とれないじゃないか!」
…おいおい…
いろいろ問題のあるフェスティバルだとは思いますが、音楽そのものは最高に良いです。夕方は、ちょうどCAFE TACVBAが始まってから、ものすごい雨が降ったのですが、それでも、みんな大合唱で、暴れて、大盛り上がりでした。
終わったあと、周りの人たちと握手したり、抱き合ったり、音楽には国境はないんだなとつくづく感じました。
メキシコシティで一足先に、夏を感じちゃいました。
***YUTA