交通情報
2007.08.13
メキシコシティ支店でオリジナルの新しいツアーを作ろうという話になって、「鉄道廃線巡りウォーキングツアーなんてどう?」と提案した瞬間に却下されたYUTAです。
その昔メキシコ全土に渡って数多くの線路がひかれていましたが、今となっては観光用の路線(チワワ太平洋鉄道やテキーラ列車など)や貨物用の路線を除いて、見る影もありません。
ツアーこそ却下されたものの、メキシコシティの廃線跡を、自己満足で辿っていきたいと思います。
そんな僕が目をつけたのはこれ。
革命記念塔の最寄り駅、REVOLUCION駅近くに立つ建造物。
これは絶対に昔の駅舎だろう!
ほらほら、正面の道路には線路がひかれているし。
昔の名残だろ、へへへと意気揚々と近づきます。
しかし、
博物館??
いやー、でも博物館の前は絶対に駅だっただろう、
と思い警備員のおじさんに聞いてみました。
「ねぇねぇ、この建物って昔は駅だったんじゃないの」
「いーや、昔から博物館だったよ」
「えー、でも駅のつくりだよね」
「わからんやつじゃ、博物館だっちゅうの!」
「でも」
「いーや!!」
「でも…」
「いーや!!!」
「……そうなんだぁ」
どこからどうみても駅にしか見えませんでしたが、
私もまだまだ青かったようです…。
しかも、廃線巡りなんていうタイトルをつけて、全然
廃線巡りじゃありませんでした…。
それはそうと、なかなか味のある建造物なんですけどね。
追記
先日私の出生地沿線の鹿島鉄道という列車が廃線に
なりました。いつも聞こえた音が聞こえなくなる、という
のはなんだかさびしいですね。
もし鉄道がそこら中に走っていた時代のメキシコにいたら
今の鉄道のないメキシコに物足りなさを感じてしまうのでは
ないかと思います。