たまに日本に帰ると驚くことがたくさんありますが、
日本のゴミ捨て事情もそのうちのひとつです。
自治体にもよるのでしょうが、分別が徹底されてますね。
残念ながらメキシコでは分別するという意識が極めて
少ないように思えます。
それでも、分別を促すゴミ箱はいたるところに見られます。
日本だと、大きく燃えるゴミ、燃えないゴミ、資源ごみの
3つかと思いますが、メキシコでよく見かけるのは、
Organica(有機)とInorganica(無機)です。
それはつまり、燃えるゴミと燃えないゴミでしょ?
と思ってしまいがちですが、ゴミ箱には次のように
書かれています。
Organica
Desperdicio de alimiento
直訳で食べ物の廃物、つまり食べ残しのことですね。
Inorganica
Lata, Paper, Plastico, Vidrio
右から空き缶、紙くず、プラスチック、ガラスと具体的な
ものが書かれています。
フードコートなどでこのようなゴミ箱が置かれるのは
わかりますが、空港内にこんなゴミ箱が置かれても…
と思ってしまいます。
メキシコの清涼飲料水の消費量は消費大国アメリカを
抜いて世界一です。必然的に資源ごみも多くなるので
強制的にでも分別をはかってもらいたいと思います。
もっとも資源ごみはお金になるのか、ゴミ集のおじさん
たちは、収集車の前で分別をする姿をよく見かけます。
だったらなおさらだろ!とひとりでつっこみを入れてます。
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投稿: Campeche -2009年1月17日 (土) 21時05分
■これでいいのでは?
分別して資源ごみを売ればお金になる。だから、それを生業にしている人がいる。なら、彼らが分別をやれば問題ないですよね。分別を徹底させるにも張り紙をしたり、教育のコストがかかるし、それでも徹底するわけではない。そう考えると、そういう仕事をする人たちが分別するほうが理にかなってます。生ごみだけは最初から分ければ、後から分別しやすい。これは賢いやり方だと思いました。 -
投稿: yuta -2009年1月18日 (日) 00時12分
■無題
教育やそれを広めるためにも確かにお金もかかります。それでいて分別が保障されるわけでもない。その通りですね。メキシコでもゴミは大きな問題です。しかしそれがきちんと守られてません。こういったゴミ箱が設置されているのも一部で、家庭のゴミなどはいまだに分かれていなかったりもします。やり方自体は利にかなっていると思いますが、それが全てにおいて行われないと意味がないと思います。ごみ収集のおじさんの話を書きましたが、分別されていないゴミのなかから、ゴミを振り分けている姿をよくみかけます。分別を行わないといけないにも関わらず、それが一部でしか実行されていない現実。そんなことを考えていたのですが、自分の書いたものを読み直してみるとよくわからない文章ですね。失礼いたしました。 -
投稿: GUADALUPE -2009年2月19日 (木) 05時55分
■仕事を作る?
メキシコは日本人が考えている以上に、仕事が少ない国です。中国から輸入される安物に、国内産業が押されてしまって失業者が増えています。みんながゴミを分別してしまうと、ゴミ収集の仕事をしている人が失業してしまいます。私が暮らしていた3年前までは、道路にゴミを積極的に捨てるよう、現地の人に促されていました。 -
投稿: his-mexicocity -2009年2月24日 (火) 16時57分
■無題
そのような話も聞いたことがあります。しかし、メキシコシティは決してきれいな街とは言いがたいです。ゴミを積極的に捨てて雇用をつくるよりは、もっと別な方法があるのではないかと思います。失業も大きな問題ですが、ゴミも同じく大きな問題です。そのあたりのバランスが非常に難しいと思います。