カリブの島々
2009.03.12
ご存知ですか?
キューバがどこにあるか。
僕はメキシコに来てから知りました。
メキシコのお隣、メキシコシティから首都ハバナまで
1800km、飛行機で約2時間30分。カンクンからだと
たった500km、飛行機で約1時間のところにあるんです。
日本からソウルが約1200kmなので、同じような距離と
いえます。
アメリカからも近いのですが、政治的な関係から、フラ
イトはありません。メキシコからだと、近くてアクセスも
抜群。
やはり、メキシコに来てから、キューバの近さを知り、
キューバに足を伸ばす方も多いです。
直行便はメキシコシティから1日2本、カンクンからも1
日2本。メヒカーナ航空とクバーナ航空の運行がありま
す(2009年3月現在)。
革命の島、カリブの楽園、ゲバラとカストロの国、ラムと葉巻
の国、、。
どんな言葉も的確に表しているようでいて、
本質を捉えきれない国、キューバ。
資本主義社会が発展を続けるこの21世紀に、世界でも
唯一かもしれない、革命の匂いがいまだにする国、キューバ。
そんなキューバも近年、観光に非常に力を入れており、
その独特の文化、歴史、社会、政治、経済的背景も手伝って、
世界中から多くの観光客を受け入れている国でもあります。
キューバの首都ハバナ
キューバも、他のラテンアメリカ諸国と同じく、スペインの長
年の植民地支配を受けた国。
旧市街には、スペイン支配時代の建造物が多く残されてお
り、その文化的価値から、旧市街全体がUNESCOの世界文
化遺産に登録されています。
社会主義の現在では、信じられない話ですが、アメリカの
力により、スペインからの独立を遂げ、約50年間アメリカの
半植民地支配の時代へと移ります。
旧市街に残る、旧国会議事堂は、アメリカの国会議事堂を
モデルに建てられたもの。そっくり。
街には、1959年のキューバ革命後のアメリカによる経済封
鎖以前に輸入されていた、旧型のアメ車が今も現役バリバ
リで走っています。
社会主義国家としての再生、キューバ危機、東西冷戦などの
世界情勢の中で物不足は続き、当時の旧車を修理、修理で、
使い続けていくしかなかったのです。
表向き、アメリカの経済制裁は続いていますが、フィデル・カ
ストロの退任、オバマ大統領の懐柔的なキューバ政策により
両国の関係は正常化へと向っています。
現在でも年間数万~数十万人のアメリカ人がキューバ旅行
をしていると考えられていますが、もし、渡航自由化となった
らアメリカ人だけでも100万人以上がキューバ旅行をすると
考えられています。
社会主義国だからこその、日本や他の資本主義国とは根底
から異なる、思想、社会、政治、文化、そういったものは、海外
から入ってくる情報が多くなればなるほど、良くも悪くも変わっ
ていってしまうんじゃないかな、と個人的には思います。
そういう意味では、今のうちが、キューバらしいキューバを体
感できるラストチャンスかもしれません、、、。
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*** oliver