メキシコは食の宝庫。
なかでも、プエブラ州、ユカタン州、オアハカ州、ベラクルス州、
そしてハリスコ州には食の奥深~い歴史があります。
今日紹介するレストランは、ハリスコ州はグアダラハラの料理です。
El Pialadero de Guadalajara
エル・ピアラデロ・デ・グアダラハラ
ソナロサの西端。ソノラ通りと、リエハ通りの角に位置するレストラン。
営業時間は朝の9時から夜7時半までと短めですが、いついっても
混雑しています。
番号札をもって並んでいるいる人もちらほら。
ハリスコ、といっても実にさまざまな料理がありますが、
ポソレには白、赤がありますが、ハリスコは赤です。
レタスの代わりに、キャベツが入ります。キャベツかぁ。
でも、ポソレはもはやメキシコ全土の料理、あんまり珍しくないですよね。
ファミレスでも食べれますし。
そんなあなたにおすすめなのが下の2品。
ビリアとは山羊のことです。
メキシコ北部では比較的ポピュラーな食べ物です。
でも、山羊はした準備をきちんとしないと臭みがあるのです。
しかし、ここのビリアは臭みがまったくなく、山羊肉のおいしさが
存分に発揮されています!
私は北部の方もずいぶん旅行しましたが、こんなにおいしいビリアは
初めて食べました。
そして、ここに来たらぜひ食べて欲しいものは、
トルタ・アオガダ(Torta Ahogada)
ん?Ahogarって溺死・・・ってことですよね・・・?
そう、ハリスコの名物料理のひとつ、『溺れたトルタ君(勝手に名づけました)』
というものがあるのです。
ご覧の通り、スープの中にトルタが浸されています。
トルタは日本で言うコッペパンのサンドイッチのようなもので、
普通は中にソーセージやタマゴ、カツレツなんかをはさみますが、
トルタ・アオガダは、中にお肉を挟んだトルタを、スープの中に
浸してしまうのです。
トルタの上にはスープをかけて召し上がれ!
でもどうやって食べるの????
ご心配なく。
このメニューが運ばれてくる前に、スプーンの他に、ビニール手袋が
机の上に置かれます。
ようは、手袋をつけた手で、豪快に食べてくださいということ。
ちょっと固めのパンがスープになじみ、中のお肉にたどり着くのが
いつも混雑しているお店ではありますが、回転はかなり速いです。
ホールスタッフが人数がお客さんに番号札を渡し、順番どおりに、
そしてお客さんの人数ごとに机を手早くセットしていく様は、
人気店の経験からの裏付けかと思います。
しかし、溺れたトルタって、すごいネーミングですよね。
ハリスコ州や北部にお出かけの際にはぜひ食べてみてくださいね。
***Yuta