メキシコシティにはいくつか繁華街があります。
ソナロサ、セントロ、ポランコ、コヨアカンなどが有名です。
それ以外にはローマ、コンデサなどがあります。
特にこの二つの地域は、外国人などが多いこともあって、
洒落てて、自由な雰囲気のお店が多いのも特徴です。
木曜日から土曜日にかけてはどのお店も混雑します。
私は、特に決まっていくお店はコンデサにはないので、
ぷらぷらと歩きながらお店を決めます。それもこのエリアの
楽しさでもあります。
そんなわけで、Amsterdam通りをぷらぷら歩いていると、
「木曜日はジャズナイト(Jueves Noches de jazz)」の看板を見つけました。
このお店に決めました。
お店の名前は、「MANTARRAYA」。
インターナショナル料理ですが、ところどころにアジアンテイスト、
特に日本食のフュージョンが見受けられます。
メニューに「EDAMAME XO」というものがありました。
EDAMAMEって…枝豆は世界的に市民権を得た単語なのでしょうか。
で、でてきたのがこちら。
なんと、皮ごとゆでた枝豆に味付けがされています。
味はおいしい。でも、枝豆に味がついていない…。
もし、僕が日本人ではなく、EDAMAMEがなにか知らなかったら
皮ごと食べていたんだろうなと思う一品です。
この料理で初っ端から驚きましたが、これ以外の料理は
とてもおいしくて、最初がこれだけにびっくりしました。
アスパラの牛肉まき。しっかりと醤油ベースの味で日本人好み。
白米が…、という誘惑に負けそうです。
カナッペ。店員さんのおすすめということで頼みました。
魚介がたっぷりのっていました。
ENSALADA DE MAGURO。まぐろのサラダ。
MAGUROもそのまま使われていましたが、サラダのドレッシングも
またおいしかったです。
生牡蠣もありました。
メニューは全体的にそこまでおおくないのですが、はずれもないし、
値段もそんなに高くなく、味も日本人好みで、とても満喫しました。
ジャズの生演奏もとてもよかったです。
(メキシコではマルティーニ)なんか飲んでしまいました。
コンデサはこんな、自由な雰囲気のレストランがたくさんありますので
あなたのお気に入りの一軒を見つけに、街へ繰り出してみてください。
どうでもいいのですが、メキシコには、JUEVEBES(フエベベス)、
BEVIERNES(ベビエルネス)というスラングがあります。
JUEVEBESは、JUEVES(木曜日) + BEBES(飲み)からの、
BEVIERNESは、BEBES(飲み) + VIERNES(金曜日)の造語です。
木曜日は、あと金曜だけはたらけば休みだから酒が飲めるぞ、
金曜日は、明日は休みだから酒が飲めるぞ、というニュアンス
でしょうか。
いずれにしても、歓楽街は木曜日から混み始めます。
追記:
更に、SABADISCO(土曜+ディスコ)、DORMINGO(寝る+日曜)という
言葉もあるようで、日曜は寝るという落ちまでついています…。
***YUTA