最近、ピクサー映画『リメンバーミー』などによって、日本でも知名度が上がってきたメキシコの死者の日(Día de muertos)。骸骨に仮装したり、カラフルに街を飾ったり、、、。
でもこのお祭は一体何を祝ってるの??
死者の日(11/1,11/2)は、亡くなった家族・先祖達が帰ってくる日です。よく日本のお盆のようなものと言われていますが、メキシコでは盛大に祝い、とても賑やかなお祭となっています!
オフレンダ(祭壇)に家族や先祖の写真を並べ、マリーゴールドなどで飾り付けます。また、彼らが生前好きだったものをお供えするのです。
死者の日の起源は?
起源はアステカ文明の時代です。当時、アステカ神話が信仰されていて、たくさんの神々が存在していました。その内の1人に、ミクトランシワトルという女神がいたのですが、「死の夫人」と呼ばれる死に関する役割を持っていました。彼女を称える祭こそが、実は死者の日の起源なのです!
アステカには骸骨を飾る習慣があったため、それも今の骸骨に仮装する文化につながっています。
しかし、カトリックの聖人の日(先祖の墓参りをする日)と後にミックスされることになるのです。
また、スペインに侵略されたメキシコ人たちは、自分達のアイデンティティに(征服者と被征服者の子供であること)悩み、自分の肌の色を白く塗る人たちがでてきました。それが骸骨みたいだと風刺した「カトリーナ」という骸骨の婦人の絵が描かれ、瞬く間に死者の日のアイコンとなりました。
結構複雑な歴史があるんですねえ!
メキシコではこのように先住民文化とカトリック文化が混合されたものが多くあり、それも魅力のひとつなんです!!
日本にはないこの魅力、ぜひあなたも体感してみてはいかが...?