地球を愛する'Green Traveler'の皆様!
さあ!今日から「エコなブログ」完全復活です!
私たちエコツーリズムデスクの個性派ナチュラリストメンバーが
実際に体験したり、感じたことなどをレポートしていきますね。
少しでも共感していただければ幸いです。
海、森、動物、何より人間が大好きなメンバーが、
AKB48メンバーに負けない?ブログを目指しますよ!!お楽しみ!
まずは先陣を切って、今回は一番、最年長の鮫島からスタートします。
さて、私の自己紹介もかねて・・・「鮫島(さめしま)」という
名前からして、海と関係あるのかとよく聞かれるのですが、
・・・その通りかもしれません。
生まれ故郷は南国の小さな漁村でしたし(右写真)、
同級生の父親の大部分は船乗りで、私の祖父も貨物船の船長で退職後、
漁師という環境で育ったので、名前の通り特に海洋の自然環境や
生物についての経験知識は、一般の方より「水を得た魚」かもしれません。(英語を話す人には・・そのまま「シャーク・アイランド」っていうと、わかりやすいらしくよく覚えてくれます・・)
自然が商売相手の漁師にとって日常の最大の関心事は、「天気」。
祖父は必ず天気予報をかかさず見ていましたし、風の強さ、風向きと
それによる天候の変化、波の強さ、潮の干満と海の状態の関係性について
よく教えてもらったものです。
雲の動き、風向き、風の強さ、風の湿気の感覚から低気圧の位置や
雨が降り出すタイミングなどを理屈でなく体で覚えていて、
そうした五感での気象予報が今でも出来るのが、
漁師町に生まれた「特権」だと自認しています。
特権といえば、聞こえは良いですが、地元の子供には洗礼があって、
まだ泳げないのに、よく船や岸壁から近所のお兄さんたちに突き落とされて・・。
溺れながら泳ぎを覚えさせられたなんてこともあります。
海水ってほんと「しょっぱ!!!」
突然ですが、ではココで、問題です!魚が生きるために最も大切な環境条件とは何でしょうか?
もちろん、その生物にとって食物があることは最も大切ですが、
それともうひとつ大切なのは・・・・「水温」です。
水温が適していなければ海の生物が生きることが難しかったり、移動する動機となったり
その海域の生態系に悪影響を及ぼし、時には漁獲量を減少させることもあります。
近年、地球温暖化の影響による日本近海の亜熱帯化が進行していて、
千葉の房総あたりでも珊瑚が自生したりしていますが、
「千葉にも珊瑚いるんだあ!」とは単純には喜べない現象です。
毎日のようにスーパーに魚が並び、回転寿司も年中無休で営業している都市生活を送っていると、
魚介類も工業製品と同列に扱われる傾向にありますが、
人間の食生活も地球上の他の生物に依存している以上、
自然環境の変化に左右されるということ謙虚さを常にもっていなくてはならないと自戒しています。
特に日本の領土面積は世界で61番目ですが、
排他的経済水域を含めた領海を加えると第6位なんですと!
まさに日本人は海洋と密接に関係していると言えますよね。
最近、東京では「冬」と「春」のせめぎ合いのような天気です。
皆様、風邪などひかぬように!