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『世界自然遺産ガラパゴス』シリーズの4回目。今回が最終回です。
ガラパゴスが世界自然遺産たらしめている最大の理由は、独自に進化した数々の固有種の野生動物です。イグアナ、ゾウガメだけではありません!
青い足が目印のアオアシカツオドリ
赤い喉が特徴のガラパゴスグンカンドリ。喉を含まらせるのは求愛行動。
目の周りが黒いのが特徴のマスクカツオドリ
2mもある大きな翼が特徴のカッショクペリカン
ガラパゴスでよく見られるガラパゴスアシカ
そのほか、赤道直下の熱帯でありながら、寒冷地に生息するオッセオセイ、ガラパゴスペンギンも生息しています。
ガラパゴスの旅の方法は、クルーズによる周遊が主流。船のタイプは10数人乗りの小型船から110人乗りの小型船から110人の乗りの大型船まで選択肢は多いです。ガラパゴスには人工物がほとんどなく、港がないため島に降り立つ時は、クルーズ船からボートに乗り換えて上陸します。
数ある島の中で人気が高いのが、バルトロメ島。水蒸気やガスの噴気口がいくつも点在し、周囲の島々の影響で、湿った空気や雨雲が通り過ぎてしまうため、緑が乏しい。
荒涼としたとした大地はまるで火星を思わせるような「最果て感」がある。
元々ガラパゴスは海底火山が噴火して溶岩でできた島。海も豊かで、近くをクジラ、イルカが回遊。海鳥たちの食物となる魚も豊富で、野生動物にとっては豊かな海なのです。
HISのガラパゴスツアーでは、クルーズでの船中泊でなく、サンタクルス島のホテルに宿泊しながらデイクルーズで島々に上陸し、野生動物をガイドと共に観察する形態です。船が少し苦手という方にも安心です。
サンタクルス島には「プエルト・アヨラ」という街があり、サンタクルス島のうち8割の人がそこで暮らしています。孤島の街といった田舎町と思いきや、買い物客や車の賑わいもあり、おしゃれなブティックやカフェレストランも多数あります。ただ、プエルト・アヨラを歩くと、動物と人間の線引きがあいまいな風景をよく目にします。ホテルのプールには野鳥が舞い降り、アヨラ湾に浮かぶヨットの甲板にはアシカが勝手に上がりこんでくつろいでいる。港で水揚げした魚を解体したおこぼれに、カッショクペリカンが群がり、アシカもおねだり。なんだか、人間と動物たちが共に暮らすほほえましい風景もあります。「動物園の檻の中に人間が入り込んだ感覚」といったほうがわかりやすいかもしれません。そうした異空間を味わえるのが、ガラパゴス。
ぜひこの世界にひとつしかない、野生の王国へ行きませんか?
日本から8日間で行くことができます。
HISのガラパゴスツアーはこちら
http://www.his-j.com/tyo/eco/america_canada/eco-93.htm
H.I.S.エコツーリズムデスク
五感にチャージする大自然エコツアー