利尻礼文 2011.05.15

いつもご覧頂きありがとうございます。green traveler編集長の鮫島です。

シリーズ「花の浮島 利尻礼文」。今日は最終回。利尻山登頂レポートです。

利尻山は別名「利尻富士」と呼ばれ、日本百名山の最も最北にある美しい山です。利尻島の独立峰として北海道本土はもちろん、利尻礼文のシンボルとしてしばしばイメージ写真として映し出されています。名前の由来はアイヌ語で「リィ・シリ」とは「高い山のある島」という意味から来ています。
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利尻山を背景にした礼文の高山植物の組み合わせがとても旅情を掻き立てますよね!


そのほか、利尻島での利尻山の写真撮影スポットをご紹介します。
まずは利尻島南部の「南浜湿原」から。湿原や高山植物と利尻山の組み合わせが撮れます。
“自然を楽しむ”エコなブログ-南浜から利尻富士

次が、オタトマリ沼から。島の中ではここから見る利尻山が最も尖って見えると思います。逆さ利尻富士のスポット。
“自然を楽しむ”エコなブログ-オタトマリ沼から利尻富士

もうひとつが原生林の美しい姫沼。ここは日本の森林浴100選の豊かな森。天然記念物「クマゲラ」の住む森としても有名です。
“自然を楽しむ”エコなブログ-姫沼

利尻島であれば天気がよければどこからでも見られる利尻山ですが、同じ利尻山でも、見る場所によって表情が異なります。

では、登山ルートを見てみましょう。美しいさゆえか、実際に登るのはそれなりの『覚悟』が必要です。
“自然を楽しむ”エコなブログ-利尻山登山ルート
コースは2つありますが、ツアーでは「鴛泊(おしどまり)ルート」を採用しています。もうひとつ「沓形(くつがた)ルート」がありますが、こちらは滑落の危険がるリスクの高いルートのため、距離はありますが安全な鴛泊ルートを採用しています。

利尻山登山の一番のポイントは「高低差」です。登山口が標高約200m、山頂が1700mを越えますから、単純計算で実に「1500m以上」の標高差があります!

1500mとはどれくらいか?? 例えば、現在建設中の東京スカイツリーの高さが634mですから、その2倍以上の高さを日帰りで登るということです。なんとなく感覚がわかっていただけましたか?それをしかも日帰り約10時間で上り下りするわけですから、それなりの覚悟が必要です。

しかし、その覚悟をして登りきった方には、実にすばらいいご褒美が待っています!

スタートは北麓野営場。トイレはまずここで。
“自然を楽しむ”エコなブログ-北麓野営場(登山口)

すぐに甘露泉水(かんろせんすい)という湧水場に立ち寄ります。ここは日本の名水百選の湧き水。
“自然を楽しむ”エコなブログ-甘露泉水

エゾマツ・トドマツなどの利尻の豊かな原生林を抜けていきます。鳥たちのさえずりを聞きながら・・。
“自然を楽しむ”エコなブログ-利尻山登山


6合目の第一見晴台。このあたりから展望が開けます。道幅も狭くなり、ジグザク道。登っていく感覚になります。
“自然を楽しむ”エコなブログ-第一見晴台から


7合目から第2見晴台まで低い木の中を抜けていきます。写真の花はハイオトギリ。高山植物も徐々に出会えるようになってきます。
“自然を楽しむ”エコなブログ-利尻山登山


8合目の長官山より利尻山を望む。夏でも雪渓が残る利尻山。例年、6月以降であれば登山道は雪道の心配はありません。写真は7月。

“自然を楽しむ”エコなブログ-利尻山(長官山より)

非難小屋のある1200m付近から高山植物の楽園となっていきます。

“自然を楽しむ”エコなブログ-クルマユリ
クルマユリ


“自然を楽しむ”エコなブログ-エゾツツジ
エゾツツジ

“自然を楽しむ”エコなブログ-クロユリ
クロユリ

“自然を楽しむ”エコなブログ-イワギキョウ
イワギキョウ

“自然を楽しむ”エコなブログ-チシマリンドウ
チシマリンドウ

“自然を楽しむ”エコなブログ-リシリゲンゲ
リシリゲンゲ

“自然を楽しむ”エコなブログ-利尻山登山
霧や雲海もあると極楽のような世界が広がります。

9号目に最後のトイレブースがあります。実は利尻山は携帯トイレ普及率日本一の山なんです。H.I.S.のツアーでは携帯トイレを1セットお付けしています。
“自然を楽しむ”エコなブログ-利尻山トイレブース


ガレ場。山頂付近は崩れやすいので、周囲の登山客にも気を配りながら、落石に注意して登りましょう!
“自然を楽しむ”エコなブログ-利尻山登山

さあ、見えてきました!山頂です!
“自然を楽しむ”エコなブログ-利尻山山頂

これが山頂からの眺めです!360℃大パノラマ。海に礼文島が浮かんで見えます。利尻に比べて平坦な島であることがよくわかります。360度海に囲まれているので地球が丸いことが本当に良くわかります!!
“自然を楽しむ”エコなブログ-利尻山山頂より



さあ、いかがでしたか?覚悟が必要な利尻登頂ですが、本当にすばらしいです。最北の百名山はやはり本物です!

“自然を楽しむ”エコなブログ-利尻山
帰りも体力を使いますので、ペース配分を大切に!


H.I.S.のツアーでは、利尻山に何度も経験のあるベテランのガイドが同行します。さらに礼文島の高山植物観察ガイドツアーも付いたコースです。

●専門のガイドと秀峰利尻山登頂と高山植物観察するよくばりツアー4日間
http://www.his-j.com/tyo/eco/japan/eco-wkj4_personal.htm


パンフレットもありますので、ほしい方は資料請求書どうぞ。無料で郵送いたします。
“自然を楽しむ”エコなブログ-利尻礼文パンフ
資料請求はコチラ!
http://www.his-j.com/tyo/eco/his_shiryo.htm



6月12日(日)『利尻礼文トレッキング&自然観察講座』開催します!参加者募集中です!

【講座内容 】
1.利尻礼文の気候と服装・装備
2.トレッキングコースの解説(利尻山・南浜湿原・姫沼・礼文林道・ストコン岬・桃岩展望台など)
3.期待できる高山植物のシーズンと魅力
●開催日時:6月12日(日) 15:00~16:30
●開催場所:H.I.S.新宿本店9階セミナールーム
●参加資格:利尻礼文に関心のある方、高山植物に関心のある方
●定員 :各回30名 
●参加方法:事前予約制です。下記のオンラン申込またはお電話でご予約下さい。
http://www.his-j.com/tyo/eco/semminer.htm

“自然を楽しむ”エコなブログ-セミナール-ム


H.I.S.エコツーリズムデスク

五感にチャージする大自然エコツアーclover

PC:http://www.his-j.com/tyo/eco/top.html
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