知床 2011.07.04

いつもご覧いただきありがとうございます。green traveler編集長の鮫島です。昨日まで3日間。知床に行ってきました。これで3度目の知床ですが、今回は奥の深さを感じましたねぇ。


世界自然遺産エリアでは、こんな風にキタキツネを普通に出会えます。ちょうど夏毛に生え変わりの頃ですね。

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車に寄ってくるキツネもいますが、エサや食べ物は与えないのが鉄則ですよ。


エゾジカは見かけないことはありません。小さなバンビにような小鹿もたくさん出会いました。ただ、エゾジカは増えすぎて草や木の皮を食べるため、知床の植生に悪影響を与えていると言う事実も忘れてはいけません。
“自然を楽しむ”エコなブログ-エジジカ

そのほか、知床の森には、たくさんの野鳥がいて、野鳥たちの合唱を聴くことができます。原生林らしいシーンだと思います。

ここまでは普通の知床の楽しみ方ですが、ここからが150%楽しむ方法を伝授します!


①ガイドと歩く
150%楽しむためには「ガイド」の存在はとても重要です。いわゆる登山は頂上を目指すことを目的にしたものですが、私たちがご案内する知床ツアーは新しい発見や気付きを伝えながら、皆さんの五感を呼び覚ますことにあります。例えば、普通の人なら通り過ごしてしまうヒグマの足跡や木の幹のツメ跡、野鳥の居場所や種類の解説(多くの渡り鳥は東南アジアやオセアニアから飛来してきます)、鳥のさえずりかと思いきやセミの鳴き声であったり、こうしたことはガイドがいるからこそわかるものです!
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フレペの滝の途中。ここでも「ワラビ」の群生を抜けていきます。これが山菜の「ワラビ」とは驚きでした!

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この写真の中に野鳥がいるのがわかるでしょうか?ガイドがいち早く指摘してくれ、その種類や生態についても解説してくれました。鳴き声だけで、場所と種類が特定できて、しかも双眼鏡も貸してくれるので、バードウォッチングも楽しめます!そのことでより、その野鳥がかわいらしく思えてきました。


②ヒグマが出るかもしれないスリルと謙虚さ
知床は手付かずの自然ゆえにヒグマの生息域です。ヒグマに出会わないための対処、遭遇したときの対処方法をガイドは心得ています。行動パターンやガイド同士の連携しており、そうしたプロ目線で対応できることが何より安全に楽しむ鉄則と言ってよいでしょう。
“自然を楽しむ”エコなブログ-ヒグマ


③ナイトツアー 夜の知床探検
これは絶対にオススメです!灯りがまったくない真っ暗な世界。サーチライトを使って野生動物を車から探します。
“自然を楽しむ”エコなブログ-ナイトシアター
どこにいるかわからないスリル。見つけた時の感動・興奮はやったひとしかわかりません!写真には収めることができませんでしたが、運良く特別天然記念物のシマフクロウにも出会いましたよ!
そして、なんと言っても「満天の星空」はすばらしい!私が見たときも、天の川はもちろん、人工衛星、流れ星も肉眼でたくさん見えました。星がたくさんありすぎて、星座もわからないくらい!


④遊覧は「小型船」クルーズ

知床というと森のイメージですが、海から見ると知床が海・川・森が渾然一体となっていることがよくわかります。
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団体ツーアでは大型遊覧船「おーろら号」ですが、おすすめは小型船での知床断崖ツアーです。小型船の魅力は、知床らしい断崖目前まで迫ることができること。川でなく湧水が直接海に流れ込む珍しい滝(フレペの滝・男の涙など)、断崖に巣を営むウミウ、貴重なケイマフリなどを目前に観察できるのは小型船の魅力ですね。大型船に比べ短時間で廻れるのもうれしいところです。
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⑤おいしい食事で宿を選ぶ
拠点となるウトロでは大型のホテルもありますが、私のオススメは国民宿舎桂田、ランタン、酋長の家など民宿です。とにかく食事はどれもこれも大満足です!ホテルではバイキングでお腹いっぱいにはなりますが、地元の食材にこだわったご当地グルメは民宿ならではだと思います。中でも私は、国民宿舎桂田がおすすめです!建物は古いですが、その分料理がその不安を完全に払拭してくれます。

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ケガにはまるごといっぱい。カニ味噌がたまりません!

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名物シマホッケも脂ののりが一味違いました。

これ以外にも、手の込んだ小鉢や鍋もついていました。桂田の料理長はかの「なだ万」でも修行経験もあり、大味でないやさしい味付けで、地元にしかない食材を巧みに引き出す技の持ち主だと思いました!

小さいながらも温泉もすばらしい泉質でしたよ!おしゃれなつくりではないので、カップルには向きませんが、家族同士や友人同士。一人旅では十分です!

⑥魅力的な周辺観光地も
知床に直接行くのも良いですが、レンタカーなど借りて、途中のスポットを巡るのはどうでしょうか?
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中標津空港からであれば、乳業が盛んな地域なのでミルクアイス・ソフトクリームは美味!

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深いブルーの美しい摩周湖は道東のシンボル

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知床半島の袂にある斜里岳。周辺はじゃがいも畑・麦畑が広がり、北海道らしい風景が広がります。


知床はこれから夏本番!ですが、とっても涼しいです。昨日も最高気温が25度程度で、しかも乾燥しているので過ごしやすいです。


150%楽しめる技を盛り込んだgreen travelerの知床ツアーぜひご参加下さい!

●知床半島横断&野生動物クルーズ4日間
http://www.his-j.com/tyo/eco/japan/eco-shiretoko4_2011.htm


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