いつもご覧頂きありがとうございます。green traveler編集長の鮫島です。
夏休みの屋久島トレッキングの中でも縄文杉は人気で、日によっては大変混雑することをご紹介しました。(http://ameblo.jp/his-eco/day-20110711.html )
縄文杉登山道のトイレ事情
登山道には登山口となる荒川登山口・小杉谷山荘跡・大株歩道入口(トロッコ道の終点)・高塚小屋(縄文杉よりさらに登ること10分)の4ヶ所しかありません。そのうち、大株歩道入口が特に集中しますので、当然ながらトイレ待ち行列が発生します。特に混雑時には大行列!!トイレだけで30分以上待つ場合もあります。特に女性の方には気になるところですよね。
★縄文杉コースmap
特にトロッコ道終点のトイレは混雑が激しい!
では、ここのトイレは片道10km近く歩いてしかいけないところですが、この屎尿処理はどうしているかご存知ですか?
なっなんと、人が運んでいるのです!!水洗トイレが当たり前の都会生活では考えられませんが、電気も水道もない深い森の中ではそうするしか方法がないのですね・・・。
そんな状態ですので、山中のトイレは決してキレイとはいえませんし、臭いもします。そんなところで行列して長い時間待つとせっかくの楽しい気分もふっとんでしまいますよね。
トイレ行列を解消し、環境にもやさしい方法が『携帯トイレ』です。はじめて耳にされる方もいらっしゃるかもしれません。
携帯トイレの使い方
携帯トイレとは、「密封できる携帯オムツ」で、オムツといっても履くわけでなく、山中にある「トイレブース」で自分で便座に設置して使用します。詳しくは上記の写真を拡大してみてください。
トイレブースは上の写真のようなテント式や小屋風のものもあります。
大小ともに対応できますし、密封できるので臭いも心配ありません。自分の汚物を自分で持ち帰ることに違和感があるかもしれませんが、慣れればなんてことはありません。
そして下山後、登山口に携帯トイレ処理箱が大・小分かれて設置されていますので、そこにおけば大丈夫です。
現在、携帯トイレブースの設置場所は下記の地図にあるように、縄文杉であれば大王杉付近にあります。
トイレがあいていれば、そこを利用すればよいですが、混雑で長い時間待つような場合は、まだまだ利用者が少ない携帯トイレで用をたせば、比較的スムーズ!
1個400円(1パック入り)・500円(2パック入り)程度ですので、お守り代わりにご用意いただくと良いでしょう。販売箇所は、屋久島観光センター・登山レンタル用品店などで購入できます。
携帯トイレを使用することで、まさかの時に備え自分にとってもイイコトで環境にもやさしい対処方法こそ、「屋久島旅行を失敗しない方法」だと思います。
●屋久島ツアー一覧:http://www.his-j.com/tyo/eco/japan/yakushima_index.htm
H.I.S.エコツーリズムデスク green traveler
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