いつもご覧頂きありがとうございます。green traveler編集長の鮫島です。
昨日に引き続き、富士山登山体験記、今日は2日目。いよいよ山頂へのアタックです。
宿泊は八合目の山小屋。出発は00:30。登山渋滞を予測してのこの時刻の出発です。登山準備をして、いざ、山小屋の外へ。。。この日は、風が強く、ゴウゴウ音を立てていました。そのせいか・・・寒い寒い!気温は-3℃。帽子は耳まで覆えるウール帽子に変え、上は速乾Tシャツ+速乾長袖シャツ+分厚いフリース+レインウェア、下は防寒タイツ+トレッキングパンツ+レインウェアで完全防備したつもりでしたが、それでも寒く感じました。手袋と帽子、これがないと本当に後悔します。
歩いても歩いても、登山渋滞のためなかなか進みませんので、汗をかくことなく、寒さに耐え忍ぶことになるので、防寒対策は念入りにしたほうがいいですよ!
ヘッドライトの明かりの行列。と言ってもまったく見えませんけど・・・。
また夜暗い中を歩きますので、ヘッドライトは必須です。
ガイドさんからは「暗くて皆さんの表情が見えないので、声をかけたら返事ししてくださいね。また調子悪くなったらすぐに声を出してください!」と。
本八合目あたりで、昨日まで元気だった小学3年生の女の子が、寒さと暗さと高山病で心が折れてしまったようで、断念。お父さんと下山していきました。「また、もう少し大きくなったら挑戦しようね!」と言ってお別れしました。
一緒にいたおばあちゃんも九合目手前で、高山病の影響か、吐き気が出たようです。それでも吐いたらスッキリしたようで再開しました。もうひとり60代半ばの男性は足が動かなくなったとして、八合目の山小屋で登頂を断念しました。身なりを見る限りですが防寒対策が甘かったのが最大の原因だと思います。
過去の私たちのツアーでも実績では、登頂率80%です。必ずしも全員が登頂できるものではないことを心得た上で、準備とトレーニングをするべきだと改めて実感しました。
途中で断念すると、夜中ですが、登山道を自分で下るか、途中の山小屋で休憩(但し、深夜のチェックイン扱いで1泊分の料金を取られるケースもある)を取って朝を待って下るしかありません。
ちなみに、今回は、ゆっくりペースで歩いたこともあり、睡眠不足でしたが、私自身はまったく高山病の症状は出ませんでした。
九合目を過ぎたあたりで、3:30頃。日の出は7月下旬で4:40頃。8月上旬で4:50頃。8月下旬で5:00頃になります。
最後は岩場のある急な登り、それを越えると、吉田口山頂のゴールの証である鳥居をくぐってついに山頂到着!時刻は4:20頃。空気が薄いところなのでペースを崩して急ぐと息が切れて、ノックダウンしてしまうので注意しましょう!
山頂はこんなに人がいたのかと思うほどの人ごみ!
富士山山頂を示す石碑。
そして、ついにご来光!バンザーイ!バンザーイ!とみんなで連呼!
吉田口山頂には山小屋が4件ほどあり、とにかく寒いので暖かいものということで、味噌汁を頼んだら、一杯800円でした。高かったけど、ほっとする一杯でした。
でも本当の富士山山頂は、「剣ヶ峰」といわれる場所で、吉田口山頂からは、お鉢と呼ばれる富士山の火口をぐるっと反対側まで回っていかなければなりません。お鉢めぐりは強風のため中止に。
それにしても、やはり富士山頂からの眺めは絶景です。ここより高い地点が日本にはないかと思うとまた感慨深いですね。丹沢の山々も小さく見えました。
大体、写真をとったり一時間ぐらいしたあと、下山です。名残惜しい気もしましたが、富士山か下りが足に一番負担がくるのです。急な坂道をずっと下っていくので、ひざ上の筋肉、つま先の痛みを伴う方が多いようです。
登りに比べると、下りは歩くスピードも得やすいので、足をすべらせたりする方も多いので、足をしっかりつけて歩きましょう。
いかがでしたか?
富士山頂は、下界とはまったく異なる想像以上の世界です。防寒対策はしっかりと!
一生に一度は富士山へ
私たちと一緒にチャレンジしてみませんか?
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