いつもご覧頂きありがとうございます。green traveler編集長の鮫島です。
2/16~21までの6日間、フィリピン・プエルトガレラに行ってまいりました!
どこだそこ?
初めて耳にする方も多いでしょう。
フィリピンの首都マニラからバスで約2時間、さらにフェリーで1時間の島です。
中でも、この美しいサンゴ礁、ピカ一の透明度、そして、多様な魚や海の生物たちの数々!おどろくばかりでした!
日本人は一度も会うことはなく、欧米人のダイバー達がたくさんいました。
今回は、東京工業大学、東京大学、北海道大学の研究者、学生達14名に同行してフィリピンを訪問、同じく沿岸生態系に関心のある現地フィリピン大学の研究者や学生たちと合流して、総勢46名でプエルトガレラ・スタディツアーを実行してきました!
もともと、日本の科学技術による国際協力を推進している、独立行政法人 科学技術振興機構(JST)の支援で始まったサンゴ礁保全と持続可能な開発に役に立つような研究の一環で、今回のスタディツアーも行われました。
海の生態系を守るためには、山や森を大切にすることを地元の方からレクチャーを受けました。
またプエルトガレラがおかれている現状を理解するために、東京工業大学の灘岡教授、フィリピン大学のフォルテス教授から、問題点の整理などの講義が行われました。
そして翌日は、世界有数と言われるサンゴ礁でシュノーケリング体験
サンゴが海の生態系にとっていかに大切なのか解説を受けながら、シュノーケリング。水中写真がないのが残念ですが、ほんとうに「スゴイ」の一言!
特別な技術は必要なく、泳ぐことができる方なら誰でも体験できます。
一方で、開発による環境への悪い影響を与えている現状も視察。直接、飲食店や宿泊施設の生活廃水が海岸に垂れ流しされている事例、また砂浜を越えて観光施設が建設されているため、砂浜が侵食されれている事例など、開発による悪影響についても実際に見学しました。
魅力的な光の部分だけでなく、影の部分も焦点を当てるのが、スタディツアーの醍醐味かもしれませんね。良いことばかりでなく、悪い面もそむけず、現実を直視するなかで問題解決につなげていくのが、通常の観光と異なるスタディツアーの目的のひとつなのです。
そして、海だけでなく、博物館や教会、市場など訪問し、歴史的・文化的な側面も学びました。
今回は、日本からの学生とフィリピン大学の学生との混成でしたが、5つのグループに分けて、豊かな環境を保全しながら、持続可能なエコツーリズムをプエルトガレラにどのようにして浸透させていくのか、またそこでの障害は何かなど、英語によるプレゼンテーションと討議が行われました。
ちなみに、私も日本のエコツーリズムの課題、そして研究者との観光産業の連携の重要性についてスピーチ(英語で!)をさせていただく機会を頂きました。
本当に密度の濃いスタディツアー
新しい発見、そして国際交流
とても社会人の私にとっても刺激的なツアーでした。
まずはプエルトガレラの素晴らしい環境資源の価値を共有し、世界にその価値を広げること、そして開発と産業と環境保全がバランスよく統合され、持続可能性を保つこと、
そうしたことが如何に大切なのか
将来のディシジョンメーカーである若い学生達が主役になれるそんなツアーだったと思います。ここでの発見と出会いを将来の仕事にもきっと役立つのではと思います。
現地参加では、青年海外協力隊としてフィリピンで活躍中の山崎さんも参加していただきました。ご協力ありがとうございました!
また、独立行政法人 科学技術振興機構(JST)のシンガポール事務所から矢野さんにもスピーチならびにディスカッションの司会を務めて頂きました。
またこんなエコツアーを一般の方々にも参加できるような形に変えて、ぜひ広げていきたいですね。
。oOo。.:*:.。oOo。.:*:.。oOo。.:*:.。oOo。.:*:.。oOo。.:*:.。oOo。.:*:.。oOo。.
green traveler
by H.I.S.エコツーリズムデスク
五感にチャージする大自然エコツアー
PCホームページ:http://www.his-j.com/tyo/eco/top.html
★twitter:http://twitter.com/hisecotourism
。oOo。.:*:.。oOo。.:*:.。oOo。.:*:.。oOo。.:*:.。oOo。.:*:.。oOo。.:*:.。oOo。.