green traveler編集長の鮫島です。
今年の第36回世界遺産委員会で合計8件の世界遺産が誕生しました!
8件の新しい世界遺産をご紹介しましょう。
Birthplace of Jesus: Church of the Nativity and the Pilgrimage Route, Bethlehem
キリスト生誕の地:ベツレヘムの聖誕教会と巡礼路
パレスチナ
登録年:2012年 登録基準:(ⅳ)(ⅵ) 危機遺産:2012年


ベツレヘムの聖誕教会と巡礼路は、エルサレムの南10kmのところに位置しており2世紀以降、キリスト生誕の地として、キリスト教の歴史を現在に伝えるまさに象徴的な場所です。生誕教会は3世紀に建設されたのち火災の被害を受けましたが、6世紀に当初の床面のモザイクの美しさをそのままに再建されました。現在は年間2万人もの巡礼者・観光客が訪れる場所であり、漏水による建造物への損傷・劣化がひどいことから、緊急に修復・保全が必要な物件として、危機遺産に指定されました。
詳細はこちら(UNESCO WHC)
Sites of Human Evolution at Mount Carmel: The Nahal Me’arot / Wadi el-Mughara caves
カルメル山の人類進化遺跡:ナハル・メアロット、ワディ・エル・ムガラ洞窟
イスラエル 登録年:2012年 登録基準:(ⅲ)(ⅴ)


イスラエルのカルメル山にある遺跡は54ヘクタールにわたり、狩猟・採取の時代から農耕・牧畜の時代まで、50万年に及ぶ人類の進化の歴史を伝える遺跡で構成されています。中東地域(南西アジア)の人類進化の貴重な証拠となる世界遺産です。
詳細はこちら(UNESCO WHC)
Rock islands Southern Lagoon
南部ラグーンのロックアイランド
パラオ
登録年:2012年 登録基準:(ⅲ)(ⅴ)(ⅶ)(ⅸ)(ⅹ) 複合遺産


太平洋の島国パラオにある、南部ラグーンのロックアイランドは、10万ヘクタールに広がり、火山活動によって形成された445もの独特な石灰岩の島々で構成されています。島々の周辺海域には385種におよぶ多様な珊瑚礁が広がっており、その類まれな美しい自然環境には、植物・鳥類・海洋生物の固有種が生息する貴重な生態系を有しています。
詳細はこちら(UNESCO WHC)
Cultural Landscape of Bali Province: The Subak System as a Manifestation of the Tri Hita Karana Philosophy
バリ州の文化的景観:トリヒタカラナの精神を象徴するスバクの水利システム
インドネシア 登録年:2012年 登録基準:(ⅱ)(ⅲ)(ⅴ)(ⅵ)


インドネシア・バリ州の文化的景観は、5つの棚田と水路や堰、スバクとよばれる水利組合の寺院などで構成されます。スバクの伝統は9世紀にさかのぼり、最古の寺院は18世紀に建造されこの土地で最も特徴的な寺院です。このスバクという水を分け合い・共有する水利組合活動は、精神・人間・自然を一体化させる「トリヒタカラナ」というバリ固有の精神を反映したものです。トリヒタカラナは2,000年以上前に、バリとインドの文化的交流によってバリに根付いていったものとされています。
詳細はこちら(UNESCO WHC)
Rabat, modern capital and historic city: a shared heritage
首都・歴史都市ラバト
モロッコ 登録年:2012年 登録基準:(ⅱ)(ⅳ)


モロッコ北西部の大西洋岸にあるラバトは、古いアラブ・ムスリム文化の時代と、新しい西洋の近代化が、文化的に非常に密に融合してできた都市であるのが特徴です。1912年から1930年代にかけてのフランス植民地時代の王室や行政組織の建造物や、周辺の街並みがある一方で、12世紀に建造されたハッサン・モスクなどをはじめとする古い町並みもこの都市を特徴づけています。
詳細はこちら(UNESCO WHC)
Site of Xanadu
上都地域
中国 登録年:2012年 登録基準:(ⅱ)(ⅲ)(ⅳ)(ⅵ)


中国の上都は、万里の長城よりも北部に位置し、13世紀のモンゴル帝国である元朝皇帝フビライ・ハンが首都として建造した都市です。面積は25,000ヘクタールに及びます。モンゴルの文化と漢民族の文化の融合が見られるのが特徴で、北東アジアにおけるチベット仏教の普及にも影響を与えました。
詳細はこちら(UNESCO WHC)
Bassari Country: Bassari, Fula and Bedik Cultural Landscapes
バサリ地方:バサリ・フラ・ベディックの文化的景観
セネガル 登録年:2012年 登録基準:(ⅲ)(ⅴ)(ⅵ)


セネガル南西部に位置するバサリ地方は、バサリ・フラ・ベディックの3つの地域で構成されており、これらの地域では、11世紀から19世紀にかけて、周囲の自然環境と融合する独自の文化と生活習慣を形成されてきました。西アフリカにおけるこの地の文化や伝統を象徴する文化的景観です。
詳細はこちら(UNESCO WHC)
Historic Town of Grand-Bassam
グラン・バッサムの歴史都市
セネガル 登録年:2012年 登録基準:(ⅲ)(ⅳ)


コートジボワールの最初の首都であるグラン・バッサムの歴史都市は、19世紀から20世紀初頭にかけての植民地時代に、西洋人によって計画・建設された街並みが特徴です。行政・経済活動のための建造物や、西洋人や現地人の住居などで構成されています。グラン・バッサムは、コートジボワールの交易・経済活動において最も重要な都市のひとつであるとともに、西洋人とアフリカ人の社会的な交流を今に伝える貴重な証拠となっています。
詳細はこちら(UNESCO WHC)
最大のサプライズは、パレスチナの世界遺産誕生!
さらにパラオにも初めて世界遺産が誕生!
いずれも注目すべき世界遺産です!
パラオの世界自然遺産を満喫するエコツアー開発しま~す
今年の第36回世界遺産委員会で合計8件の世界遺産が誕生しました!
8件の新しい世界遺産をご紹介しましょう。
Birthplace of Jesus: Church of the Nativity and the Pilgrimage Route, Bethlehem
キリスト生誕の地:ベツレヘムの聖誕教会と巡礼路
パレスチナ



ベツレヘムの聖誕教会と巡礼路は、エルサレムの南10kmのところに位置しており2世紀以降、キリスト生誕の地として、キリスト教の歴史を現在に伝えるまさに象徴的な場所です。生誕教会は3世紀に建設されたのち火災の被害を受けましたが、6世紀に当初の床面のモザイクの美しさをそのままに再建されました。現在は年間2万人もの巡礼者・観光客が訪れる場所であり、漏水による建造物への損傷・劣化がひどいことから、緊急に修復・保全が必要な物件として、危機遺産に指定されました。
詳細はこちら(UNESCO WHC)
Sites of Human Evolution at Mount Carmel: The Nahal Me’arot / Wadi el-Mughara caves
カルメル山の人類進化遺跡:ナハル・メアロット、ワディ・エル・ムガラ洞窟
イスラエル 登録年:2012年 登録基準:(ⅲ)(ⅴ)


イスラエルのカルメル山にある遺跡は54ヘクタールにわたり、狩猟・採取の時代から農耕・牧畜の時代まで、50万年に及ぶ人類の進化の歴史を伝える遺跡で構成されています。中東地域(南西アジア)の人類進化の貴重な証拠となる世界遺産です。
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Rock islands Southern Lagoon
南部ラグーンのロックアイランド
パラオ



太平洋の島国パラオにある、南部ラグーンのロックアイランドは、10万ヘクタールに広がり、火山活動によって形成された445もの独特な石灰岩の島々で構成されています。島々の周辺海域には385種におよぶ多様な珊瑚礁が広がっており、その類まれな美しい自然環境には、植物・鳥類・海洋生物の固有種が生息する貴重な生態系を有しています。
詳細はこちら(UNESCO WHC)
Cultural Landscape of Bali Province: The Subak System as a Manifestation of the Tri Hita Karana Philosophy
バリ州の文化的景観:トリヒタカラナの精神を象徴するスバクの水利システム
インドネシア 登録年:2012年 登録基準:(ⅱ)(ⅲ)(ⅴ)(ⅵ)


インドネシア・バリ州の文化的景観は、5つの棚田と水路や堰、スバクとよばれる水利組合の寺院などで構成されます。スバクの伝統は9世紀にさかのぼり、最古の寺院は18世紀に建造されこの土地で最も特徴的な寺院です。このスバクという水を分け合い・共有する水利組合活動は、精神・人間・自然を一体化させる「トリヒタカラナ」というバリ固有の精神を反映したものです。トリヒタカラナは2,000年以上前に、バリとインドの文化的交流によってバリに根付いていったものとされています。
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Rabat, modern capital and historic city: a shared heritage
首都・歴史都市ラバト
モロッコ 登録年:2012年 登録基準:(ⅱ)(ⅳ)


モロッコ北西部の大西洋岸にあるラバトは、古いアラブ・ムスリム文化の時代と、新しい西洋の近代化が、文化的に非常に密に融合してできた都市であるのが特徴です。1912年から1930年代にかけてのフランス植民地時代の王室や行政組織の建造物や、周辺の街並みがある一方で、12世紀に建造されたハッサン・モスクなどをはじめとする古い町並みもこの都市を特徴づけています。
詳細はこちら(UNESCO WHC)
Site of Xanadu
上都地域
中国 登録年:2012年 登録基準:(ⅱ)(ⅲ)(ⅳ)(ⅵ)


中国の上都は、万里の長城よりも北部に位置し、13世紀のモンゴル帝国である元朝皇帝フビライ・ハンが首都として建造した都市です。面積は25,000ヘクタールに及びます。モンゴルの文化と漢民族の文化の融合が見られるのが特徴で、北東アジアにおけるチベット仏教の普及にも影響を与えました。
詳細はこちら(UNESCO WHC)
Bassari Country: Bassari, Fula and Bedik Cultural Landscapes
バサリ地方:バサリ・フラ・ベディックの文化的景観
セネガル 登録年:2012年 登録基準:(ⅲ)(ⅴ)(ⅵ)



セネガル南西部に位置するバサリ地方は、バサリ・フラ・ベディックの3つの地域で構成されており、これらの地域では、11世紀から19世紀にかけて、周囲の自然環境と融合する独自の文化と生活習慣を形成されてきました。西アフリカにおけるこの地の文化や伝統を象徴する文化的景観です。
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Historic Town of Grand-Bassam
グラン・バッサムの歴史都市
セネガル 登録年:2012年 登録基準:(ⅲ)(ⅳ)


コートジボワールの最初の首都であるグラン・バッサムの歴史都市は、19世紀から20世紀初頭にかけての植民地時代に、西洋人によって計画・建設された街並みが特徴です。行政・経済活動のための建造物や、西洋人や現地人の住居などで構成されています。グラン・バッサムは、コートジボワールの交易・経済活動において最も重要な都市のひとつであるとともに、西洋人とアフリカ人の社会的な交流を今に伝える貴重な証拠となっています。
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最大のサプライズは、パレスチナの世界遺産誕生!
さらにパラオにも初めて世界遺産が誕生!
いずれも注目すべき世界遺産です!
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green traveler
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五感にチャージする大自然エコツアー
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