編集長の鮫島です。

12/1からいよいよ!就活戦線が本格スタートしましたね。

もちろん、就活は大学3年生のことですが、今日は大学1・2年生の皆さんへのメッセージです。

私は国際協力や社会貢献に関するスタディツアーをより多くの若者、特に大学生に伝える仕事をしているため、普段から多くの大学生と触れ合う機会が比較的多いと思っています。


時には、とある大学に出向いて、「旅行業におけるソーシャルビジネス」というテーマでお話をさせていただくこともあります。また、私たちの部署では、大学生のインターンシップ生もいますし、大学生が主体となったスタディツアー研究会の顧問としても活動を支援しています。
社会人の中では比較的多くの大学生との接点を持っているのではないかなと思っています。


彼らの就活を見ていて気づいたのは、内定をもらう学生ともらわない学生の格差です。
内定をもらう人は、5社も10社もいくつも内定をもらうのに、もらわない人はとことんもらわないという現実です。なぜ同じ学年なのに、こんな差が生まれるのでしょうか?


私は、彼らの行動を観察して、3年生以前の経験こそがその格差を生んでいるような気がしてなりません。内定をもらう人に共通しているのは、3年以前の経験を動機にして、明確な夢・目標があるかどうかではないかと考えています。


学生達と話していると「夢や目標が見つからない」としばしば耳にします。
どうやったら見つかるのか・・・・・。


私の友人で、女性消防士の同窓生がいます。彼女が大学時代に阪神淡路大震災のために消防士だった父親を亡くしました。その彼女がなぜ消防士を目指したのか・・・。なぜ志半ばで倒れた父の意志を継ぐ覚悟をしたのでしょうか。他の誰から教えられたからではなく、彼女は、彼女自身が自ら夢と目標を築き、それに向けて努力したのです。彼女は父親を亡くした悲しみを自らの夢に変え、自分の人生を力強く歩んでいます。


「夢や目標が見つからない」というのは、実は世の中を知らないから起こる現象だと私は考えています。自分自身の日常の中に、不条理や理不尽があれば、どんな人間でもそれを課題として認識し、解決したいと思うものです。


「夢や目標が見つからない」人は、自分の日常を越えて、世界に目を向けてみましょう。そしてそこから今の自分を、今の日本を見つめ直してみましょう。
世界には、日本には、実にたくさんの社会問題や課題が山積しています。実は身近なところにも様々な社会問題が存在しているのが現実です。


貧困、紛争、虐待、環境破壊、児童労働、差別、自然災害、医療問題、教育機会不備など、完璧な社会はない以上、常に問題は存在するのです。


海外の観光地に行くと、子ども達の物乞いが近寄ってきます。
中には、親もいない子供だけの集団の場合もあります。そんな経験をしたことのある人は多いと思います。お金を上げるべきか、わさないか、私も毎回悩みます。その経験をする度に、世の中の不条理を感じるのです。たたたま自分は「豊かな」日本に生まれ、たまたまその子は、「貧しい」国に生まれた。 そして、帰国すれば、自分は平凡な日常が待っている、でもその日常の一方で、毎日物乞いをする子ども達が今、この時も生きている。それもまた現実なんです。


その子ども達のためにできることは何かないだろうか、私はいつもどこかでそう考えている自分がいます。


ある意味「夢や目標が見つからない」人は、そうした課題や問題を気づかない幸せな人なのかもしれません。


でも安心してください。はじめから夢や目標が明確な人間なんて、いやしません。走る前から「僕に明確な夢や目標がない」と嘆く人がいますが、嘆く暇があったら、走り出せ!と言いたいですね。多くの人は、走りながら、ぶつかりながら、時には挫折しながら、自分の夢や目標の輪郭が徐々に見えるようになり、少しづつ自信をつけていくものだと思います。「走り出さないと目標は見えてこない」と思います。


「英語ができるようになってから海外に行こう」と考えている学生も多いですね。しかし、「英語ができる」ようになるのはいったいいつでしょうか?実際には、英語ができなくても海外旅行ができないことはないし、それなりに楽しめたりします。しかし、質問をされても応えられなかったり、相手に自分のことを表現できなかったり、とても「後悔」します。実は、その「後悔する」経験こそが、英語を学ぶ大きな動機になるのではないでしょうか?自分が実際に行く前までは、きっと「後悔」という感情は持たなかったはずです。しかし、実際に行くという行動を起こすことで、「後悔」し、本気で学ぼうと言う「意志」が出てきます。

何事も走りながら考えることで、見えないものが見えてくるのではないかと思います。走り出さず、考えていただけでは、夢や目標は見えてきません。
履歴書に書ける経験を1・2年生時に積むというととても打算的に聞こえますが、考えることだけでなく、経験することこそが他の誰でもない自分自身の個性であり人生そのものだとも思うのです。


私は、旅を勧めます。しかも、一人旅です。


1人になると、さみしい。さみしいからこそ、対話をします。自分とそして他人と。なぜか、誰かと一緒の旅よりも、一人旅は新しい出会いが多いんです。一人旅は、自己表現の訓練にもなります。


私は、人間は出会いの数ほど成長できると考えています。


私たちが提供しているボランティア・スタディツアーは、ひとり参加が90%です。初めはドキドキでも、旅行を続けていくうちに仲良くなり、ツアーが終わる頃には「一生モノの出会いができた!」とみんな言ってくれます。


その言葉が何より私たちのやりがいにも繋がっています。



私たちは旅行というサービスを通じて、多くの若者が成長できる出会いを提供していきたいと思っています。


そして、大学3年生の皆さん、自分を信じてガンバ!



★【2012冬~2013春】ボランティア・スタディツアー説明会 参加者募集
12/9(日)15:00~17:30 (無料)
http://www.his-j.com/tyo/volunteer/semminer.html


東洋のガラパゴス!世界遺産・小笠原へ

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