エコツアープロデューサー鮫島です。スイスハイキング体験レポート、今回は5回目最終回です。
ハイキングといえば山をイメージしますが、今回紹介するのは、スイス有数のワイン産地ラヴォー地区でのワインハイキングです。ラヴォー地区はレマン湖北岸の丘陵地帯にあり、ローマ時代からワインの産地になった歴史ある世界文化遺産です。
そのラヴォーの拠点となる街が、モントルーです。レマン湖の湖畔の美しい街。
モントルーはQUEENのフレディ・マーキュリーの最期の地。45歳という若くして旅立った巨星。プロムナードという湖畔の散歩道に銅像が!歌だけでなく、彼のマイクパーフォーマンスに酔いしれた方も多いのでは
名物料理はピッシェフィレ。白身魚のフライ。白ワインにぴったり!
ワインの産地ラヴォー地区は大きく4つの地域に分かれます。カラマン デザレー サンサフォラン ヴィレット。中でもカラマン、デザレーは優れたワインを生み出す地域で、ガイドによると昭和天皇も好んでいたそうですよ。
モントルーからハイキングのスタート地点シェーブル駅まで鉄道で約30分くらい。駅近くにあった建物ですが、ちょっとした看板にもかわいらしいのはさすがです!
早速、ハイキング開始!シェーブル村からサンサフォランまで約2時間くらいの下りコース。ほとんど舗装道なのでスニーカーで十分です。
ラヴォーの魅力は山と湖とワイン畑のこの景色です。ボルドー、ブルゴニュ、シャンパーニュ、トスカーナなど世界の名だたるワイン産地と大きな違いが、この景観。そよ風、小鳥のさえずりの中のウォーキングは本当に気持ちいい!
ラヴォーのワイン畑はこうした石垣を組み合わせた段々畑が特徴で長い年月をかけて作られてきたのが世界文化遺産たる所以。
サンサフォラン村は石垣の街。表札もアートを感じるオサレです!
サンサフォランにあるラヴォー地区唯一のミシュラン★付きレストランAuberge de l'Onde! 次回は絶対に食べたいです!
ラヴォー地区ワインは白ワイン・赤ワイン両方を生産していますが、ここならではの品種はchasselas シャスラスです。テイスティングしましたが、すっきりした味わいの中にふくよかさを感じるバランスのよいワインでした!
ワイナリーのオーナー曰く、魚が多い和食にぴったりだよ!と。スイスワインは国内消費が90%以上なんだそうです。日本ではまだまだ知られていないスイスワインとシャスラス種ですが、今後に期待したいですね。
★★★スイスハイキングの旅いかがでしたか?
最後に番外編として今回訪れた素敵な街を紹介しておしまいです。ありがとうございました。
レマン湖の畔にあるローザンヌ。僕たちが行ったときに湖畔マラソン大会が開催。景色がいいのでみなさん楽しそうでしたよ。オリンピック委員会本部や博物館もあります。
【スイスハイキング経験者がご案内H.I.S.エコツアーデスク】