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皆さんこんにちは!
HISエコツアーデスクの熊倉です。
学生時代、初めてのバックパッカー1人旅で1ヶ月間のスイストレッキング旅に行って以来、スイスが大好きになり、現在はスイストレッキングツアーの企画をしております!
スイスでのトレッキング・ハイキングを検討の方向けに、お役立ち情報まとめブログを更新しております。
第2回目の今回は【~ツェルマットの歩き方 編~】です。
ツェルマットと言えばスイスのシンボル「マッターホルン」の麓にある山岳リゾート地で、マッターホルン観光の拠点となる街。この町を拠点に登山鉄道・ロープウェイ・ケーブルカーが四方八方に張り巡らされ、各所には展望台や数多のトレッキング・ハイキングコースが整備されています。
今回はそんなツェルマットの基本情報からオススメしたいトレッキングコースやポイントをご紹介します!
目次
1 ツェルマットの場所
2 ハイキング・トレッキングのオススメエリア
2.1 大定番で必須:ゴルナーグラートエリア
2.2 ここも定番で外せない:スネガエリア
2.3 ハイカーなら必ず行くべき:ヘルンリ小屋
2.4 ここに行ったら上級:チェルビニアエリア
3 ツェルマットの気温・天候
3.1 ツェルマットの月別気温と降水量
3.2 要注意!標高1,500m上がると体感-10℃
4 ツェルマットでのトレッキング中のトイレ事情
4.1 レストランや山小屋があればそこで!
4.2 何もなければ・・・
ツェルマットの場所
ツェルマットはスイス南部、スイスとイタリアの国境沿い位置しています。マッターホルンも実はスイスとイタリアの国境に位置しており、スイスのツェルマット同様にイタリア側にもマッターホルンの麓町があります。
チューリッヒ空港から鉄道で約4時間程度、ツェルマットは環境保全の観点からガソリン車の走行を一切禁止にしており、車はEV車か馬車のみが走行可能となっております。そのため、基本的に観光客は鉄道での移動が一般的です。
ハイキング・トレッキングのオススメエリア
ツェルマットは世界中のハイカーが一生に一度は訪れたい憧れの地。トレッキングコースは無数に張り巡らされており、全部を巡るのはさすがに難しいです。そこでここは是非歩いて欲しい!!というエリアを厳選しました。ぜひ参考にしてください!
大定番で必須:ゴルナーグラートエリア(3,090m)
スイスで最も有名な展望台・ゴルナーグラート展望台。ツェルマットから出発するゴルナーグラート登山鉄道の終点にある展望台で、ツェルマットに来た観光客のほとんどが訪れる場所。マッターホルン東壁の真正面に位置し、他にもスイス最高峰のモンテローザ(4,634m)やゴルナー氷河のパノラマを一望できます。さらに展望台からトレッキングで少し下れば、逆さマッターホルンで有名なリッフェルゼー(写真右)があります。ゴルナーグラート展望台からツェルマットの街まではハイキングコースが整備されていて、自身の体力に合わせたハイキング・トレッキングを楽しむことが可能。コースの途中には登山鉄道の駅がいくつもあり、途中で電車に乗って下山することもできます。
ここも定番で外せない:スネガエリア(2,288m)
ツェルマットから地下ケーブルカーで5分ほどにあるスネガ展望台。マッターホルンの北・東壁側にあり、この角度から見るマッターホルンが最も美しく、そして最も尖って見える場所と言われています。ここからはマッターホルンの左右の稜線までしっかりと見る事ができ、『アルプスの角』と呼ばれるにふさわしいマッターホルンを見る事ができます。スネガエリアには3つの湖があり、天候が良ければそれぞれで逆さマッターホルンを拝むことができます。スネガを起点にツェルマットの街までと、さらに標高の高いロートホルン(3104m)までハイキング・トレッキングコースが整備されています。
ハイカーなら絶対行くべき:ヘルンリ小屋(3,260m)
ヘルンリ小屋はマッターホルンの中腹に建てられた山小屋で、マッターホルン山頂を目指すアルピニスト達が山頂アタック前日に泊まる登山基地にもなっており、アルピニストにとっては聖地とされてます。小屋からはほぼ真上を見上げるようにマッターホルンが聳えており、この圧倒的な迫力のマッターホルンは小屋まで来た者しか味わう事の出来ない光景です。日帰りで往復することもできますし、一般客でも予約をすれば小屋に宿泊することもできます。この小屋から見る朝焼けのマッターホルンは別格で、さらに日の出前に早起きすれば、マッターホルンの山頂を目指す人たちが岩壁に張り付きながら登っていく様子をヘッドライトの明かりで見る事ができます。
※シュヴァルツゼーまではロープウェイが通っているので、シュヴァルツゼーからトレッキングのスタート。『片道4km / 高低差677m / 所要時間3:00程度』
ここに行ったらマッターホルン通:チェルビニアエリア
スイスとイタリアの国境に聳えるマッターホルン。スイス側の麓町はツェルマットですが、イタリア側の麓町がマッターホルンの南壁側に位置すチェルビニアです。2023年夏にツェルマットエリアとチェルビニアエリアがロープウェイで開通し、気軽に日帰りでの往来ができるようになりました。(これまでは観光客は鉄道移動で7時間以上もかかってた!!) チェルビニアにもハイキング・トレッキングコースがいくつも装備されており、ツェルマットから見るマッターホルンとは全く別の表情のマッターホルンをご覧いただく事ができます。これまではチェルビニアに行くこと自体難易度が高かったため、なかなか南壁側のマッターホルンを見た人は少ないはず。これを見たあなたはマッターホルン通です!
ツェルマットの気温・天候
ツェルマットの月別気温と降水量
ツェルマットの月別平均気温と降水量、降水日数を表にまとめてみました。比較用に東京のデータもまとめてみましたが、ツェルマットは夏も涼しく、そして降水量も日本と比べてもかなり少ないですね。
ツェルマットでは大体6月中旬から雪融けとなり、6月下旬から本格的にトレッキングのシーズンが始まります。逆に10月中旬になるとロープウェイの運行が終了する箇所も出てくるので、6月下旬~9月いっぱいまでがトレッキングのシーズンと考えていただければと思います。
要注意!標高1,500m上がると体感-10℃
同じ都市でも、標高1,500m上がると約10℃体感温度は下がり、2,500m上がると約15℃下がります。
例:ツェルマットの街中が25℃の場合、ゴルナーグラート展望台は15℃ (標高差は約1,485m)
こうなると服装や持ち物がだいぶ変わってきますよね?ツェルマットの街中は暖かくても、ゴルナーグラート展望台に行けば別世界なので、必ず訪問場所の標高と気温を計算してください。
ツェルマットでのトレッキング中のトイレ事情
レストランや山小屋があればそこで!
ハイキング・トレッキングコース上には山小屋やレストランや展望台がある事もしばしばあります。基本的にはそのような施設のトイレで用を足すようにしましょう。注意しておきたいのは日本と違いスイスでは施設のトイレを利用するのに、1~2スイスフラン程度のお金がかかる場合があります。基本的に山小屋やレストランのトイレは無料の貸し出しですが、もしかしたら有料のところもあるかも?
何もなければ・・・
コースによっては山小屋やレストランなどが全然ない場所も実際にあります。
その時は、、木陰などで、、、自然を壊さないように、そしてゴミは必ず回収するようにしましょう。
湖や小川などが近くになる場合には、ある程度離れて、そっちに流れていかないようにしましょう。
まとめ
今回はツェルマットエリア紹介という事で、オススメのトレッキングエリアや気候についての記事でした。HISエコツアーデスクではオススメに出てきたコースを歩くハイキング・トレッキングに特化したスイスツアーを多数ご用意しております。
ぜひこちらから見てみて下さい~↓
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