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テーマ：メトロ乗りつぶしの旅

2007.01.13

メキシコ地下鉄と壁画運動　～地下鉄シリーズvol.1～

いきなりですが、左の写真、何のマークかわかりますか？実は、これ地下鉄の駅を示すためのもので、写真のものは、HISメキシコシティオフィスの最寄り駅、『Sevilla駅（セヴィージャ）』のものなんです。

現在メキシコシティには、合計11路線の地下鉄（METROと呼ばれています）、1路線のメトロブス、計12の路線すべての駅にその駅をあらわすマークが使用されてます。

なぜこのようなものが使用されるかというと、これは、壁画運動とよばれるものの名残です。古くからメキシコの識字率は低く、また先住民族が多いことからスペイン語を解さない方たちが多く、そのため1910年ごろから40年ころまで、文字の読めない人のために歴史や芸術を壁画で伝える運動が活発化されました。壁画なら、いつでもどこでも、美術館にいかなくても、誰もが見ることが出来ます。そういったことから、人々が集まる場所に1400を超える壁画が作られていったのです。地下鉄も公共のもの。まだまだ、識字率が決して高いとはいえないメキシコで、あらゆる人々のために役に立っているのです。

さてさて、このマークは水道橋をあらわしているように見えますが、外にはいったい何があるのでしょうか。