前回の、マヤ世界旅行の続き。
なんだかすごいところにきちゃったなぁと思いながらも、おなかがすいてきたので、どこかに街がないか探すため、ひたすら走る。
この先、「HOPELCHEN」。よし、ここで食事をしよう。道路が分岐するところだから街も栄えてるだろう、きっと…。
まちは思ったとおり、まぁまぁ栄えてる。そんなところに屋台で鶏肉を焼くお店発見!しかも炭焼き!すごくいい匂い!おいしくない訳がない!!!
僕「あのぉ、これ食べたいんすけど…」
店の主人「お、中国人か?今焼けるから待ってろ」
焼けた肉は、机の上に(お皿無し…)どんと置かれ…。
店の主人「待ってろ、今、アボガド、レモン、トマト、ぶっかけてやるからな!」
こんなおいしそうな肉、調味料なんて絶対に要らない。そのままのほうが絶対においしいって!
店の主人の親切をふりきって、むさぼりつくと…うまい!!こんなうまい鶏肉食べた時ないというくらいうまい!!夢中で食べていると、店にわんさかわんさか人が集まっていき、焼きあがって15分とたたないうちに、全部売り切れ。たぶん街に住んでいる人全員ここで食べてるんじゃないかって言うほど集まってきた…
それにしてもワイルドなところだった。
おなかも満腹時計を見ると午後2時。旅も順調。
次に見えてきたのが、XTANPAK(シタンパック遺跡)。道は少し外れるが見ておいたほうがいいだろう。
どこまでもまっすぐ。平和だぁ。でも…
道は一応アスファルトなんだけど、如何せん穴ぼこだらけ。もうよけきれないぐらいすごい穴ぼこ。こんなところ走ってたら絶対に車が傷む。15分走って結局やめました。往復30分この道を走ったけど、すれ違ったのは、自転車にのったおっちゃん一人だけ。彼はこの土地で一体何をしているのだろう…
本線にもどり、また走り続ける。こんなまっすぐな道でどうやって事故が起きるのかわからないけど、破損した標識を発見。この先「XTACUMBILXUNAAM(読めません、こんな名前…)」
ここもさっきと大概変わらない道だけど、懲りずに前進。
お、ここはGRUTA(鍾乳洞)なんだ。道はひどいけど、なかなか立派な看板。TOHCOK遺跡とは大違い。
入り口に係員らしき人がいるので早速聞いてみる。
僕「すみませーーん、どっから入ればいいですか」
係員「あーガイドがいなきゃはいっちゃだめだよ、今すぐガイド呼ぶから待ってて」
10分経過
20分経過
僕「あのぉ、まだですか…」
係員「悪い、もうちょっと待っててくれ」
30分経過
とりあえず、洞窟はずっと下のほうにあるみたい。中を見れないのは残念だったけれど、今日中にあと遺跡を4つは必ず見ると決めていたのだからしょうがない。
帰り道、来た道を戻っていくと、自転車に乗った兄さんが走っていた。そう、この鍾乳洞のほうへ。もしかしたら彼がガイドだったのかもしれない…。彼にはちゃんと伝わっていたのだろうか。そう考えると胸が痛い。でもいかなくちゃ…
午後3時半
残すは、遺跡4つ。
続く…