前回の続きです。
メキシコ人たちは列車にのった時点で興奮してましたが、
出発した瞬間には、なんと拍手まで沸き起こりました。
こどもは窓の外をじっと眺めてます。
電車とすれ違ったり、車両基地の前を通過するとき、
無邪気に「電車、電車!」と嬉しそうにしゃべります。
大人だって、食い入るように見ちゃいます。
この方は、終点到着までの20分ずっと同じ姿勢でした。
こちらは家族全員でまどの外を眺めます。
この車両に居合わせた皆さんが、本当に無邪気に、ちいさな列車の
旅を楽しんでいるようでした。
景色といえば、この列車は観光路線のためではなく、通勤のために
作られたものなので、特別おもしろい景色が見れるわけではありま
せん。
しかし、普段なかなか見ることのできない線路や、対向列車、列車からの
風景は、人々を本当にわくわくさせるのです。
日本だったらどうなってたかな。こういうイベントは、日本だと、鉄道に
興味のある人たちは多く集まり、ここメキシコのように、一般の、それも
鉄道を趣味に持たない人が行くことは無いと思います。
そんなメキシコ人に、なにかほっとするものを感じました。
この列車は、5月24日よりBUENAVISTA-LECHERIA間の部分開業を、
そして近い将来CUATITLANまで全通する予定だそうです。
(それ以降は、支線や他の路線の計画があるそうですが、まだまだ
計画の段階です)
観光路線ではないので、観光できた方が乗る機会はまず無いとは思い
ますが、メキシコの新しい交通手段にのる、それだけでもおもしろいかも
しれませんね。片道20分、12.50mxnの小さな旅です。
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投稿: ken -2008年5月22日 (木) 11時31分
■私も乗ってみたい
さすが、鉄道オ○ク?の方の情報ですね!このメキシコの方々を、鉄道王国日本の鉄道に乗せてあげたいですね。この車両の模型またはミニカーが出たら絶対に買います。ああ、電車に乗りながらビールが飲みたい... -
投稿: his-mexicocity-yuta -2008年5月22日 (木) 16時16分
■本当は、
5回に分けて記事を書こうとしてたのですが、まわりのスタッフから批難浴びた結果、2話におさまるかたちとなりました…列車はかなり快適ですよ!この列車のために線路も整備されたみたいで(貨物列車とは別の線路)、ゆれも少なかったです。ただ、メキシコ、列車やバスでアルコールを飲むことは禁止ですし、さらにこの列車は飲食物の持込が禁止されています!(水を没収されました…)まだ営業を開始していないので綺麗ですが、シティのメトロのように、落書きされたり、汚されたりしなければ良いなと思います。