交通情報
2008.05.20
かつてはいたるところに線路が敷かれていたメキシコですが、
現在は、テキーラ・エクスプレス、チワワ太平洋鉄道、
地下鉄などを除いて、旅客営業をする鉄道はなくなってしまいました。
しかし、メキシコシティでは現在3路線の鉄道建設の計画があり、
そのうち1本は来月にBUENAVISTA-LECHERIA間で部分開業します。
鉄道の名前は、Ferrocarriles Suburbanos(郊外鉄道)と言います。
今回は、その試乗会にいってきました。
1号線(SISTEMA1)は、ブエナビスタ駅が拠点となります。
旅客営業にはずっと使われてませんでしたが、今回の営業開始の
ために様変わりしました。
改札は自動改札で、チャージ式のカードが使われるみたいです。
今回の試乗会のためのカードを入り口で受け取ります。
中に入るとびっくり。これがメキシコの駅なのか、と思ってしまう
くらい綺麗な駅なんです!まるでどこかヨーロッパのターミナル駅に
間違えるような雰囲気なんです。
制服を着た駅員、構内放送や正しく設置された案内板、清潔感…
いままでのメキシコの駅には無かったものがすべてそろっているのです。
スペイン国鉄RENFEのセルカニアスで使用される447系がモデルで、
もちろん新造車です。
赤と黒、そして白のカラーリングが非常にスタイリッシュですね。
クロスシートとロングシートが交互に設置されてます。
驚くことに、冷房車です!
さらに、どこについているのかはわかりませんが、
監視カメラも付いています。
のっているメキシコ人も本当にみなさん喜んでいました。
みたこと無いものを見るかのように、本当に嬉しそう。
出発のベルが鳴り、静かにドアが閉まります。
さぁ出発です。
次回に続く
***YUTA