メキシコシティのシンボルでもある独立記念塔




黄金の天使が塔の最上部に配置されていることから

通称Angel(アンヘル)。


建造は1910年。

1810年の独立戦争から100周年を記念しての建造。

当時のお金で2,146,704.26ペソが費やされる。


今では、何かお祭りや抗議運動、とにかく何かあるごとに人が

こんな風に集まります。



この塔は、建築家でもあり、エンジニアのアントニオ・リヴァス・メ

ルカドのデザイン。アンヘルはイタリア人彫刻家のエンリケ・アル

キアーティの作。


塔の高さは48m。

土台となっている階段が3m、塔が38.3m、アンヘルが6.7m。




アンヘルは木造の彫刻が黄金で覆われており、重さは7トン。

実はコレは天使ではなく、「羽ばたく勝利」を象徴しています。


右手に持つのは勝利と栄光のシンボルである月桂樹の冠。

左手には、抑圧からの解放を表す、ちぎれた鎖。


1957年7月の大地震で堕ちたことがあるとか、、、。






台座には独立の英雄達が配置されている。




台座を後ろから見るとこんな感じ。

まずはもっとも低い位置に配置された、4方を囲む黒い像


正面左が「平和の像」 右が「正義の像」

後ろから見た左が「法律の像」 右が「戦争の像」


続いて英雄たち


まずは正面左のこの方

ホセ・マリア・モレロス (1765-1815)

ミゲル・イダルゴ処刑後の独立運動のリーダー


続いて右に回って、、、




ヴィセンテ・ゲレロ (1783-1831)

蜂起した軍のリーダーで、メキシコの第二代大統領



後ろに回って右側の、、、



フランシスコ・ハヴィエル・ミナ (1789-1817)

スペイン人指揮官で武装蜂起に参加


左側が、、、



ニコラス・ブラボ (1786-1854)

蜂起軍の指揮官で後にメキシコ大統領を3期勤める


そして、、、、この方!!



ミゲル・イダルゴ (1753-1811)

独立の父でありメキシコの父 独立運動の起こった翌年に処刑される




塔の台座部分の奥はそんな独立の英雄たちの霊廟となっています。


ちなみに土曜日はアンヘルの足元の展望台 まで中野階段を上ってあがる

ことが可能。


土曜にいらっしゃった方は是非。







***oliver


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    2024.05
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