今回はメキシコ第二の都市グアダラハラを紹介します。
メキシコシティやカンクンがあるユカタン半島、
シルバーで栄えたメキシコ中央高原のコロニアル都市、古代文明の遺跡、
様々な都市のいろいろな見所の影に隠れがちですが、
ここグアダラハラも実はメキシコ有数の観光地のひとつです
まず最初にご紹介するのは、カテドラル(大聖堂)
グアダラハラの市内観光をする際のランドマークにもなる重要な建物です。
1561年に着工が始まり約60年かけて1618年に完成した歴史ある建造物。
この大聖堂の特徴はコロニアル調の様々な様式
(ゴシック・バロック・モーロ・ネオクラシック・ビザンチン・コリントetc…)
が混ざって造られている異色のカテドラルです。
グアダラハラはその他の主要なコロニアル都市のように
シルバーラッシュなど鉱山開発の為につくられた都ではないので
移住してきたスペイン人たちが長い月日をかけて大聖堂などの建造物を
建築、改修していったために、いろいろな時代の様々な様式が織り交ざっています。
このカテドラルのもうひとつの特徴が
見る角度によって実に様々な顔を見せてくれます
正面右から見たカテドラル
正面左から見たカテドラル
とにもかくにもドームがひとつ隠れたり、鐘楼とドームが重なったり
いろいろな顔で僕らをお出迎えしてくれます
けれどこんな美しいカテドラルですが、実は地震で何度も危険な目に遭っているのです。
1818年、1849年に非常に大きな地震があり、
シンボルである鐘楼やドームは半壊し、1854年に再建されました。
現存している大聖堂に関してもかなり危機的な状況にあります。
その後も1932、1957、1979、1985、1995、2003年と大きな地震に見舞われ
北側の鐘楼は傾いていたり、ドームもかなり傷ついています
グアダラハラもメキシコシティ同様地震が多いんですね
こんなにも素晴らしいカテドラル、
どうにか崩れないでがんばってもらい、これからももっともっとたくさんの人を
惹きつけるグアダラハラのシンボルでいてほしいものです
***MAFU