先日、メスカルティトゥランを紹介させていただきましたが
ナヤリの魅力は他にもたくさん!
メスカルティトゥランをあとにし、次に向かったのが
GUAYABITOS(グアヤビートス)というビーチリゾート。
次に向かったといっても、メスカルティトゥランから
グアヤビートまでは直行できる交通手段はないので、
もときた道を逆戻り。
メスカルティトゥラン→サンティアゴ→テピック→グアヤビートス…
移動ばかりで結構疲れますが、
周りの景色が変わり、道の看板にGUAYABITOSの文字が
現れてくると興奮してきますね。
地元の人が、ナヤリの海なら絶対にここがいい、と
お勧めしてくれたのですが…
うーん、普通…。こんなビーチなら太平洋沿いにたくさん
あるじゃんか。
でも、すすめてくれたのはここではないみたい。
ここから更に船に乗るそうです。船といっても、上の写真の
左中央にうつってるボートです。
ちゃぷちゃぷと水に使って船に乗り込みます。まるで上陸
作戦みたいに。
目指すは向こうに見える島です。
行く途中、海亀の産卵地を紹介してくれました。
ここは保護区になっているので、ひとは一切立ち入りが
できないそう。
さっきのビーチからも近いのに、人が立ち入らないと
こんなにもきれいなんですね。
海がめだけでなく、ペリカンもいました。
海も空もたくさんの動物がすんでいます。
さて見えてきた島のビーチ。
さっきのビーチとは比べ物にならないくらいきれいです。
なんと言っても海の底が見えるのですから。
カリブの美しさはその透明度ですが、太平洋特有の緑の海も
いいものですね。
ここではシュノーケリングや、体験ダイビングもできます。
私はシュノーケリングを楽しみました。
魚もたくさん泳いでいるんですよ。
ここにはレストランはないので、食事を取る際は
大陸にもどらないといけません。
ここに来ている人たちはクーラーボックスにビールを
つめたり、お弁当やお菓子を持ってきてました。
ナヤリをはじめ、この辺りの州では、断トツPACIFICOという
ビールが飲まれてます。
メキシコシティで飲むと、その軽さばかりが目立ってしまう
のですが、こういう土地で飲むPACIFICOは格別です。
このビールはお隣シナロア州のマサトランで作られている
ビールですが、ビールってその土地にあった味に作られて
いるんですね。
ちなみにこの大瓶のことを、メキシコシティでは、その形から
CAGUAMA(亀、特にタイマイの意)と呼ぶのですが、
この辺りでは、BALLENA(バジェナ、鯨の意)と呼ぶようです。
ビールのお相手はやっぱりこの方。
生牡蠣さんです。
1人前1ダースででてきました。これで65ペソ(約600円)って
かなり安いですよね。
たまねぎとペピーノ(きゅうり)、それにサルサ・ウィチョールという
唐辛子と、レモンをかけてたべるのがナヤリ流みたいです。
これもおいしいのですが、醤油のミニボトルを持ってくれば
よかったと、終始後悔してました。
魚介類ばかり紹介してますが、ナヤリはフルーツも有名です。
海沿いの幹線道路を歩いているとフルーツ屋さんを
たくさんみかけます。
ココナッツ、ヤカ、パイナップル、パパイヤ、グアナバナ、お手洗い…
ヤカという名前は初めて聞きました。辞書にも載っていません。
コレ何?と聞いてみたところ…
店先につるされて売られてました。
みたこともない、ちょっと奇妙な果物です。
店のおっちゃんは、ナヤリにしかないといいます。本当かな。
中身は黄色にたねがぎっしり。
味見をさせてもらったのですが、パイナップルのような
桃のような、それでいて固めのゼリーのような食感。
店のおっちゃん曰く、人によって感じる味がことなるとのことです。
ナヤリの魅力はその自然にあると思います。
海のそうですし、おいしい海産物やフルーツも、自然があって
決して大自然とはいえませんが、大規模な開発がはいって
いない点は、まだまだ自然に近いと思います。
外国人なんて来るの?とたずねてみたら、「うーん、95%は
メキシコ人かなぁ」とのこと。