前回の続き。
Rincon de Guayabitosで海水浴と食事を終えたあとは
北へ約1時間、San Blas(サン・ブラス)へ向かいました。
地元の人が、「ナヤリに来てサン・ブラスを見なければ、
ナヤリは語れない!」と力説するものだから、夕方だった
ものの立ち寄ってみました。
それにサンブラスの魅力はどうやら夕陽みたいですし。
夕陽が美しいだけでなく、夕陽を望むことのできる施設も
ばっちりそろっているのがポイントみたいです。
サン・ブラスの歴史は古く、ウィチョール族の聖地としても栄え、
また、中世1529年から1531年の間に、ヌエバ・エスパーニャに
よって植民地が形成されたという歴史もあります。
その後、ヌエバ・エスパーニャの北への躍進の拠点のために
要塞がつくられたそうです。
かつて海だった要塞の前も、今はジャングルになっており、
少し向こうに海を望むことができます。
若者がビールをのんだり、カップルが夕焼けを前にうっとり
していたります。
下に下りて、すこし歩いたところには港があります。
釣りをしたり、ぺちゃくちゃしゃべったり…。
私の旧型カメラではその魅力をつたえることはできませんが、
もう、完璧な夕焼けがそこにあるんです!
横には、カニとり漁船と、監視艇。
サンブラスはきれいなところですが、決してきどってません。
そんなところが妙に落ち着きます。
さて、この日はセマナサンタだったので、ソカロでは
イベントがあるとのことでした。
たくさんのバンダ(BANDA)が来るとのことでしたが
行ってみると、数え切れないくらいのバンダが、あっちこっちで
演奏してます。
バンダは、ホーン隊を擁してメキシコの大衆音楽を演奏する
バンドというか、オーケストラというか。
バンダの基本編成は、トロンボーン、サックス、トランペット、
クラリネット、ドラム、パーカッション、ベースなどで、
編成だけみるとスカもやれちゃいそうですね。
スカとは全くの別物ですが、裏打ちのリズムが多く使われる
ことは共通してますね。
また、バンドのことを表す場合もあれば、バンダ音楽という
ジャンルをあらわす場合があります。
ノリが良いので、ついつい踊りたくなってしまいます。
というか、周りの人に踊れ踊れのコールで、踊らざるを得ません。
もじもじしていても、前に連れ出されます。
写真を構えると、俺たちを撮れーとメンバーが集まってきました。
バンダ音楽は、ナヤリ州だけでなく、シナロア州やハリスコ州、
ソノラ州などが非常に有名です。
さて、サンブラス行ったらぜひ飲めといわれたお酒があります。
COCO LOCO(ココ・ロコ)という名前のようなのですが、
大体想像はつきますね…。
ココナッツジュースベース(=COCO)のお酒に、LOCO(=狂った)。
お酒の色が、有り得ないミドリ色をしてます…。
しかし、ただ強いだけだろ、とあまり期待もせずに飲んだのですが…
なんじゃこりゃ。飲んだことがない味です。
ココナッツジュースに、ロンとか、ウォッカとか、テキーラとか、
ウィスキーとか、ラムとか全部で7種類のお酒を混ぜてるのよ、
と瓶を並べてくれました。
サンブラスの夜はまだまだ長そうでしたが、私はこの一発で