以前続けて連載していたナヤリ旅行記。
インフルエンザの影響もあり、ブログの更新を一時停止
しておりましたが、メキシコシティではインフルエンザも
沈静化の方向にあり、またブログを再開することになりました。
そんな訳でナヤリ旅行記を再開いたします。
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これまでのナヤリ旅行記
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サン・ブラスを後にし、州都テピックへもどってきました。
州都といっても非常にこじんまりとしています。
高い建物もほとんどないので、遠くの山もはっきりと見えます。
観光の拠点となるのは、歴史的中心地区の中心ソカロです。
多くの観光名所はここから徒歩圏内ですが、観光バスで
まわることもできます。
しかしこのバス、予約が必要なようで、予約も当日の朝8時半から
できるそうなのですが、9時ごろ行ったらその日の午前中の
予約はすでにいっぱいとのこと。この日はテピックを経つことに
なっていたので、あきらめました。
セマナサンタということもあって混んでいたのかと思いますが、
朝8時半の段階で行列ができていたそうです…。
そんな訳で徒歩でまわることにしましたが、まずは腹ごしらえ。
そんなにたくさんのお店があるわけではないので、人のたくさん
入っているトルタ屋を選びました。
これはPIERNA(豚の腿肉)のトルタ。
メキシコシティで食べるピエルナと違って、チャーシューの
ような形で、クリームソースがかけられてました。
この辺りでは、クリームソースをかけるのが一般的のようです。
所かわれば、ですね。トルタひとつとってもおいしくて、
どんどんナヤリに惹かれていきます。
満腹になったところで市内観光開始。
どの建物も明るく、とてもこざっぱりした印象です。
市庁舎もこざっぱり。
中に入ることもできます。
中にはもちろん壁画が描かれています。
色使いをみても、比較的新しい時代に描かれたのがわかります。
この壁画もメキシコの歴史がテーマです。
この平和で静かな空間と、壁画のテーマ、迫力がなんとなく
ミスマッチな感じに思ったりもしましたが、この街も、この国も
長く、そして壮絶な歴史があるのです。
このテピックを含むナヤリ東部から、シエラマドレ山脈西側の
ハリスコ州までの一帯には、ウィチョール族という先住民族が
暮らしています。
そのほかにも、テペワノス族、コラス族、メヒカネーロ族など
複数の先住民族が住んでいますが、ウィチョール族が
もっとも有名かもしれません。
ソカロの一角には、民族衣装に身をまとった、ウィチョール族が
露天をひらいております。
ビーズアート(CHAQUIRA)や、毛糸アート(TABLA DE
ESTAMBRE)などは想像を超えた美しいデザインで、
世界的にも有名ですね。
ここではちょっとした小物なんかが売られていますが
大作になると、それは伝統工芸の域を超えた、ひとつの
芸術になります。
ウィチョール族の伝統工芸については、機会をみつけて
紹介させていただきますね。
さて、ナヤリについては基礎知識がほとんどなかったので、
メスカルティタン島を除いては、どこも行き当たりばったり
でしたが、どこの街もこじんまりとしていて、それでいて
大きな魅力にあふれていました。
これ以外にも経験をした面白い体験、おいしい食事なども
あるのですが書き出すときりがないので、この辺で終わりに
したいと思います。
楽しかったナヤリを後にし、グアダラハラ経由でメキシコシティに向かうの
ですが、この後大事なことを忘れていて、大変な目にあいました。