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テーマ：チアパス州観光

2009.07.21

魅惑のチアパス⑤　～ヤシチュラン～

古代マヤ文明の遺跡は本当に数多く存在しています。

世界遺産に登録されているだけでも

チチェン・イツァー

ウシュマル

パレンケ

カラクムル

と、4つもの遺跡が登録されています。

そして世界遺産に登録されていなくとも、まだまだ本当にたくさんの、

そして素晴らしいマヤの遺跡が

ユカタン半島、メキシコ南東部、中米各地に点在しています。

もちろんチアパス州にもそれはあります。

今回ご紹介するのは

　　Yaxchilan ヤシチュラン

グアテマラとの国境沿いに広がる

ラカンドン熱帯雨林に位置しています。

本当にグアテマラは目と鼻の先。

この遺跡目の前の川を渡ればもうグアテマラなのです

遺跡までの交通手段も不便で仕方ありません

幹線道路なるものはなく、

このようなボートで川を上ってゆくか、

もしくはセスナ機で遺跡にひとっ飛びかに限られます

遺跡はこれぞまさにジャングル地帯

パレンケやチチェン・イツァーもジャングル地帯に

位置しているといわれいますが、ヤシチュランに比べればかわいいもの。

野生のおサルさんがお出迎え

遺跡は人の手があまり加えられておらず、

とても神秘的な雰囲気を醸し出しています

ヤシチュランはマヤ語で『緑の石の場所』

その名の通り、石で築かれた都市には緑が宿っています。

紀元後4世紀から9世紀頃まで栄え、絶頂期は8世紀頃、

マヤ文明で最も重要な都市のひとつとして数えられています。

その当時栄えていたティカル王朝

(グアテマラの世界遺産に登録されている素晴らしい遺跡)

と同盟を組み、パレンケ王朝とライバル関係を築いていました。

たくさんの石碑がこのヤシチュランからは発見されており、

戦争や儀式の様子に加え、年号やマヤ文字も多く刻まれていたので

マヤ文明解明の大きな糸口にもなりました

次回はヤシチュラン近郊の、非常に素晴らしい壁画が残っている

ボナンパック遺跡を紹介します。

マヤの遺跡、魅惑のチアパスはまだまだ続きます

***MAFU

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