死者の日が近づいてきました。
死者の日は日本で言うお盆のような日で、ご先祖様の霊が
帰ってくると言われています。
町のいたるところで飾り付けが去れているのを見ることが
できます。
会社から帰ってくると、僕の住むアパートの玄関にも
飾り付けがされていました。
かわいいですよね。
このように祭壇を設け、ろうそくや果物、骸骨の形をした砂糖菓子、
パペル・ピカード(切り絵)、マリーゴールドの花などを飾ります。
パペル・ピカードは、パペル・チノという薄い紙を切っていくのです。
この時期、レストランによってはたくさんのパペル・ピカードが
天井に飾られているのを見かけますね。
民芸品市場や、普通の市場、スーパーなんかでも売られていますので
探してみては?
マリーゴールドは、ご先祖様たちが、道に迷わないよう
香りの強いマリーゴールドが用いられると聞きます。
日本だと、きゅうりやなすで作った精霊馬を用意しますが、
これはご先祖様に、少しでも早く、あの世とこの世を行き来して
もらうためのものですね。
なんだか日本のお盆と似ていますね。
ちょっと違うのは、日本の伝統的なお盆は静謐な
感じがしますが、メキシコの死者の日はちょっと
ユーモラスな感じがしますね。
(もちろん静謐さもあります)
これは日本人とメキシコ人の死生観の違いにもよると
思います。
オクタビオ・パスは著書「孤独の迷宮」のなかで
「メキシコ人は死としばしば会い、死を茶化し、かわいがり、
死と一緒に眠り、そして祀る。それは玩具であり、もっとも
長続きする愛である」と述べていますが、
死者の日をみるとまさにその通りと感じてしまいますね。
毎年この時期、死者の日の話題ばかりになってしまって
申し分けませんが、後日mafu君も死者の日を紹介します。
***yuta
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投稿: LOU -2009年11月 1日 (日) 04時26分
■死者の日!!
カラフルな飾り付けですねぇ~マリーゴールドでお出迎えするんですね!色とりどりで本当にメキシコらしいです(^-^)国によっての違いが面白いですね、私もメキシコの子供たちを見習わなきゃです。来年のお盆は仏壇磨きます(笑) -
投稿: his-mexicocity -2009年11月 2日 (月) 18時11分
■Re:死者の日!!
>LOUさん色とりどりで、本当にメキシコらしいイベントなんです。独立記念日、死者の日、クリスマスは、数あるメキシコのイベントの中でももっともメキシコらしいものですので、その時期旅行などでメキシコに居合わせることができたらラッキーですね!