10月下旬~11月上旬にかけて、毎年恒例の
Alebrijes(アレブリヘス) の展示がReforma通りにて行なわ
れていました。

Alebrijesとは、ペドロ・リナレスという、メキシコ人のアーティストが
造り始めた、張りぼての人形

彼が30歳のころ、病気になるものの、薬も買えず、苦痛
に耐え、意識と無意識の狭間で、まどろんでいたところ、
おかしな夢を見た。

さまざまな動物や森、石、雲、空、太陽、、、などが
突然融合し始めて、不思議な動物達が生まれた。

彼らは口々に「Alebrijes! Alebrijes!」と叫び続ける。

夢から目覚めたリナレスは、そのおかしな動物達を、張りぼて
の人形にして、家族や友人に見せた。

やがて、世に発表してみると、好評を呼び、

いつの間にか、メキシコの文化のひとつとなっています。

オアハカでは、木彫りのAlebrijesが有名なお土産と
して、いろいろなところで販売されています。

とにかく、見たこともない不思議な動物なのか昆虫なのか、鳥なのか
いろいろなものがチャンポンになった、カラフルなAlebrijesたち

つい先日亡くなったマイケルの幻想と恐怖を描いた
Alebrijesなんかもありました。

とにかく、何でもあり。
想像力の豊かさと、それを実際にクリエートする能力
が問われます。
決まったことを、理路整然とすることの苦手なメキシコ人
ですが、こういった自由な表現に関しては、一日の長が
あるのかもしれません。
*** oliver