しつこくサカテカス紀行です。
サカテカスといえば、スペイン植民地時代に鉱山が発見され
シルバーラッシュで沸いた場所。
当時は世界の20%以上の銀がサカテカスから採れていたそうです
そしてここサカテカスはまだまだシルバーで栄えているところ。
世界で1~2番の産出量を争うフレスニージョ鉱山があるように
サカテカス及びメキシコは世界最大のシルバー生産国のひとつです
そんな鉱山の街サカテカスならではの、
かつての鉱山が博物館になった場所が今回ご紹介する
エデン鉱山(MINA EL EDEN)
16世紀後半に鉱脈が発見されて以来、17、18世紀と
メキシコのシルバーラッシュをリードしてきたこのエデン鉱山。
1960年に鉱山付近での洪水が原因で閉鎖を余儀なくされ
1975年から見学用に一般公開されるようになりました
まず入口は二ヶ所あります。
EL GRILLOと呼ばれる東側の入り口から入る場合は
エレベーターを下りながら坑道へ進んでいきます。
今回僕は西側の入り口を選びました。
こちらは『LA ESPERANZA』という、当時の線路を利用した
トロッコ列車に乗って坑道へと進んでいきます
基本的にはスペイン語ガイドが一緒になって坑道内を案内してくれます
坑道内は坑夫の人形などを使って
その当時働かせられていた先住民の過酷な労働状況や、
シルバーもろもろ鉱物の採鉱方法、どれだけの鉱物が採れたのか等
ガイドが詳しく説明してくれます
さらに、鉱坑内には鉱石博物館も設置されていて
世界各国の煌びやかな、色とりどりの石をご覧いただくこともできます
また、なんと鉱坑内にはディスコ、クラブも併設されているんです
その名も『MINA CLUB(鉱山クラブ)』。
こんな場所に、そんなエンターテイメント的な施設を
つくってしまう発想がメキシコらしいですね
あの美しいサカテカスの街を語るには欠かせない、
シルバーラッシュとその鉱山、坑夫たちの歴史
そんな歴史を垣間見れるのがここエデン鉱山になります
P.S. 前回ご紹介したブーファの丘 は東側の出入口から
すぐのところなので一緒に訪れるのが効率的かもしれませんね
***MAFU