メトロ乗りつぶしの旅
2010.10.01
本日紹介するメトロ乗りつぶし駅は、1号線オブセルバトリオ駅です。
OBSERVATORIO
1号線の西の終着駅であり、西バスターミナルの最寄の駅でもあります。
乗降客の多い駅になるので、乗車ホームと降車ホームが分かれており、
列車は一旦引き上げ線に回送されます。(もっともメトロのほとんど
すべての終着駅が引き上げ線を有していますが)
さて、メキシコシティには4つの長距離バス発着のターミナルがあります。
北のAutobuses del Norte 、東のTapo 、南のTasqueña、そして、
西のObservatioです。
ここ以外のバスターミナルは長距離が数多く発着するのに大して
ここは近距離、中距離のバスが目立ちます。
それでも、2階建ての中距離バスなんかが頻繁に発着し、
モレーリアやテピック、グアダラハラなどへ向かうには穴場的な存在です。
(多くが北バスから出発します)
駅前はごちゃごちゃしていおり、駅を出るとすぐに露天で埋め尽くされて
います。
この写真をみても、どこが駅の入り口かわかりませんよね。
ただ、バスターミナルの前は非常にすっきりしており、ターミナルも
コンパクトでシンプル、清潔感があります。
さて、Observatorioとは、この駅のピクトグラムの通り、「天文台」という
意味です。
これは、古くから天文学に関わっており、1867年に設置されたOANという
国立天文台と、そしてメキシコ国立自治大学の天文学研究所のかつての
所在地に由来しています。
その後の人口の増大によって、天文台は移転され、今となっては、ここには
天文台もUNAMもありませんが、そんなところに駅名の由来があるのです。