本日紹介するメトロ乗りつぶし駅は、1号線オブセルバトリオ駅です。
OBSERVATORIO
1号線の西の終着駅であり、西バスターミナルの最寄の駅でもあります。
乗降客の多い駅になるので、乗車ホームと降車ホームが分かれており、
列車は一旦引き上げ線に回送されます。(もっともメトロのほとんど
すべての終着駅が引き上げ線を有していますが)
さて、メキシコシティには4つの長距離バス発着のターミナルがあります。
北のAutobuses del Norte 、東のTapo 、南のTasqueña、そして、
西のObservatioです。
ここ以外のバスターミナルは長距離が数多く発着するのに大して
ここは近距離、中距離のバスが目立ちます。
それでも、2階建ての中距離バスなんかが頻繁に発着し、
モレーリアやテピック、グアダラハラなどへ向かうには穴場的な存在です。
(多くが北バスから出発します)
駅前はごちゃごちゃしていおり、駅を出るとすぐに露天で埋め尽くされて
います。
この写真をみても、どこが駅の入り口かわかりませんよね。
ただ、バスターミナルの前は非常にすっきりしており、ターミナルも
コンパクトでシンプル、清潔感があります。
さて、Observatorioとは、この駅のピクトグラムの通り、「天文台」という
意味です。
これは、古くから天文学に関わっており、1867年に設置されたOANという
国立天文台と、そしてメキシコ国立自治大学の天文学研究所のかつての
所在地に由来しています。
その後の人口の増大によって、天文台は移転され、今となっては、ここには
天文台もUNAMもありませんが、そんなところに駅名の由来があるのです。
