メトロ乗りつぶしの旅29回目。
本日紹介するのは、2号線のナティビータス駅です。
linea2. NATIVITAS
2号線の南行きは、Pino Suarezをですと地上にでます。
地上区間は、終点タスケーニャ付近まで、トラルパン大通りの真ん中を
走ります。
どの駅も、構造も景色もまったくと言っていいほど同じです。
道路の真ん中にホームがあるので、構造としては橋上駅的ですが、
駅舎機能が東側と西側で集約されていないので、
なんだかもったいないなと思ったりもします。
さて、この駅のピクトグラムはTrajinera(トラヒネーラ)と呼ばれ小船です。
駅名の由来は、この付近のエリア、ナティビータス地区から来ています。
アステカの時代、ナティビータスと呼ばれる潟湖が、ソチミルコ湖の近くに
ありました。ナティビータス、そしてソチミルコでは、アステカの人たちが
居住するため、そして農耕をするためにChinampa(チナンパ)という
人工の島が作られました。
文字通り水上での生活になりますので、この駅のピクトグラムのような
Trajineraという小船が生活の足であったのです。
現在ナティビータス地区にはもちろん潟湖はありませんが、
ここから終点タスケーニャまで向かい、トレン・リヘロという電車に乗って
終点まで行けば、ソチミルコにたどり着けます。
ソチミルコに行けば、このようなトラヒネーラにのって、舟遊びを
楽しむことができます。
***yuta
