いつもご覧頂きありがとうございます。green traveler編集長の鮫島です。
昨日に引き続き、シリーズ「ベストシーズン花の浮島、利尻礼文」のご紹介です。
今日は礼文島で観察できる高山植物についてプチ自然観察してみましょう。最高地点が1721mある利尻山や原生林が美しい利尻島と異なり、礼文島は最高地点が礼文岳490mで高い山がなく、平らでまた大きな樹木も少ない島。双子のように利尻礼文と呼ばれますが、実際は異なる性質の島なんです。
礼文島からみた利尻島
利尻山山頂から見た礼文島(うっすら平らな島が見えます)
共通しているのは、高山植物の宝庫で、その数、300種類以上。さらに両島ともに固有種が多いのが特徴です。
本州では2000m級、北海道でも1600m以上の高山でしか見られないような花々が、礼文島では、海岸付近の低地でも可憐でたくさんの高山植物に出会うことができます。
「高嶺の花が低地で観察できる」、これが礼文島の奇跡と言われる所以です。
写真撮影を趣味にしている方にも人気な理由です。
では早速、各シーズンごとの高山植物を見てみましょう。
まずは春の花 4月~5月
雪が溶け、何もない大地に花が咲き生命の息吹を感じる季節。
ミズバショウ
エゾノエンゴサク
ザゼンソウ
ヒメイチゲ
レブンナニワズ
新緑 5~6月
霧に覆われる日が多くなる季節。固有種のラン「レブンアツモリソウ」など固有種が花開く時期。
レブンアツモリソウ(礼文島固有種のラン)絶滅危惧種
エゾノリュウキンカ
レブンコザクラ
エゾノハクサンイチゲ
初夏 6~7月
利尻富士に雪がなくなり、青々とした雄大な姿を見せる季節。もっとも多くの高山植物に出会える時期。
レブンハナノシブ 鮮やか!!
レブンキンバイソウ
レブンシオガマ
ツマトリソウ
チシマフロウ
夏盛 7~8月
真夏でもストーブをつけるほど寒くなる日もあるので注意。礼文島固有種のエーデルワイス「レブンウスユキソウ」が旬を迎える。
レブンウスユキソウ
エゾカンゾウ
ハマナス
チシマリンドウ
タカネナデシコ
イブキジャコウソウ
いかがでしたか?これ以外にもたくさんの高山植物にであることができます。300種類以上あるといわれていますから。中でも人気なのは、礼文島だけの野生のラン、レブンアツモリソウですが、その美しさゆえ盗掘が増えて、激減。現在では、特定国内希少野生植物種に指定され、絶滅危惧が懸念されています。
H.I.S.エコツーリズムデスクおすすめの利尻礼文ツアーは2つ。
①手軽に3日間で専門ガイドと高山植物を観察するツアー
http://www.his-j.com/tyo/eco/japan/eco-wkj3_personal.htm
②専門のガイドと秀峰利尻山登頂と高山植物観察するよくばりツアー4日間
http://www.his-j.com/tyo/eco/japan/eco-wkj4_personal.htm
高山植物に詳しいガイドが同行します!
明日は、礼文島のトレッキングコースのご紹介します。お楽しみに!
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【講座内容 】
1.利尻礼文の気候と服装・装備
2.トレッキングコースの解説(利尻山・南浜湿原・姫沼・礼文林道・ストコン岬・桃岩展望台など)
3.期待できる高山植物のシーズンと魅力
●開催日時:5月14日(土) 14:30~16:00
●開催場所:H.I.S.新宿本店9階セミナールーム
●参加資格:利尻礼文に関心のある方、高山植物に関心のある方
●定員 :各回30名
●参加方法:事前予約制です。下記のオンラン申込またはお電話でご予約下さい。
http://www.his-j.com/tyo/eco/semminer.htm
H.I.S.エコツーリズムデスク
五感にチャージする大自然エコツアー
PC:http://www.his-j.com/tyo/eco/top.html
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