いつもご覧頂きありがとうございます。green traveler編集長の鮫島です。
シリーズ「知床」。今日は海の海洋生物にフォーカスします。知床では、森と山のイメージが強いのですが、海でも実に多様で希少な野生動物を観察できます。
特に注目なのは、羅臼(らうす)から出航する知床ネイチャークルーズ。
所要時間2時間半のクルーズです。羅臼から国後島を見ながら根室海峡を周遊するコースで、ここは世界的にも希少な海洋野生動物の生息海域なのです。
なんといってもNO1はコレ!
海の王者「シャチ」。海の食物連鎖の頂点になつ海獣。ちなみに、シャチとクジラどっちが強いの???答えは・・・・・「シャチ」です。シャチがクジラのメスを襲うことがあるという報告もあるんですね。羅臼の海では、しかも群れとなって春から夏にかけて現れます。
次は・・・・・
マッコウクジラ。四角い頭と巨体が特徴です。マッコウクジラは潜水が得意で2000mは楽に潜れます。しかも潜水時間は1時間を越えるとか!!!
迫力満点!!!!
そのほか、ツチクジラ、ミンククジラもあわられますよ!
そして、クジラがいるなら・・・イルカも。
羅臼で見られるのはイシイルカです。かわいいですね。実は、学術的にはイルカはクジラだって知ってましたか?小さなクジラのことを「イルカ」と呼んでいるだけなんです。
これ!!見てください!!湖や川ではないですよ。羅臼の海です。
ミズナキドリという海鳥の群れ!群れ!群れ!大群です。
クルーズに乗船するとこうした野生動物を観察することが期待できます。当然、野生動物ですので必ず出会えるわけではありません。ここでこれからの季節に遭遇率を出してみました!
【2010年実績】出所:知床ネーチャークルーズ
●シャチ 4月89% 5月55% 6月43% 7月47% 8月3% 9月0%
●マッコウクジラ 6月21% 7月33% 8月90% 9月91% 10月79%
●イシイルカ 6月87% 7月73% 8月85% 9月78% 10月82%
●ミズナキドリ 6月96% 7月60% 8月11% 9月27% 10月82%
また冬場、流氷の季節にもたくさんの野生動物と遭遇できますよ!
オオワシ・オジロワシ。冬には必ず見ることができます。ロシアから越冬でやってきます。
クラカケアザラシのほか、ゴマフアザラシ、トドも。流氷の時期に子育て時期になります。
どうですか?さながら動物園のような感じですが、実際に生息している野生動物たちです。すごいでしょ?? 今、紹介した動物たちは食物連鎖において比較的上位に位置する動物たちです。こうした動物が十分に生きていけるだけの食物が豊富にある海だという証ですね。
羅臼の海は、動物にとっても豊かな海ですが、人間にとっても豊かな海です。例えば、「羅臼昆布」って聞いたことありませんか?そうです、この羅臼の海で取れた昆布こそ「羅臼昆布」。高級食材ですよね。昆布あるところにうまい「ウニ」あり!ということで、羅臼は「ウニ」も有名です!このウニは「羅臼昆布」を食べてますからね。旨いはずです!!
船は大型のクルーザーでトイレもあるし、結構快適です。
長谷川船長よりメッセージです!
知床ネイチャークルーズは平成18年に開業し、今年6年目を迎えます。当社では通常の遊覧船が行う遊覧目的だけとは違い、エバーグリーンに乗船しての自然探索の目的を主に運航してまいります。ただ知床の自然を目で見るだけではなく、その大自然の中で行われる漁業や羅臼で暮らす人々の暮らしまでも紹介していきます。観光客の皆様には、北方領土国後島を望みながら雄大な自然を体で感じていただきたいと思っています。西海岸とは違う、東海岸、羅臼側からの知床半島を漁業経験豊富な船長がご案内いたします。当社が目指す体験型の知床観光をどうぞお楽しみ下さい!
H.I.S.の知床ツアーではもちろん体験できます!ガイド付ですので、動物の生態や知床半島の自然環境まで詳しく解説しますので、もし見られなかったとしても楽しいクルーズになりますよ!
さあ、五感にチャージする大自然 知床の旅へ
H.I.S.の知床ツアーはこちら!
●知床大自然3日間
http://www.his-j.com/tyo/eco/japan/eco-shiretoko3_2011.htm
●知床半島横断と野生動物クルーズ4日間
http://www.his-j.com/tyo/eco/japan/eco-shiretoko4_2011.htm
H.I.S.エコツーリズムデスク
五感にチャージする大自然エコツアー
PC:http://www.his-j.com/tyo/eco/top.html
mobile:http://t.his-j.com/00130/index?uid=NULLGWDOCOMO